カデル・エヴァンス引退と、18才のカデル・エヴァンス
世界選王者とツール王者を経験したカデル・エヴァンスは、
2月開催の地元オーストラリアのレースで引退することを決めた。

シーズンインしたばかりの2月に引退とは、今まであまり聞いたことがない。

もっとも、北半球で2月が引退レースというのは考えにくいけれど、
オーストラリアは夏の終わり。
南半球だからこその選択だったろう。

豪州選手が増える昨今、こんな感じで2月にサヨナラレース、などというのも増えたりして。


以下の写真は、
頂き物の古い(1997年)UK Cycle sport誌で見かけた18才のカデル・エヴァンス。

P1110887.jpg
@UK Cycle sport


余りの変わらなさに、改めて驚く。


さて、引退記念に、カデル・エヴァンス語録を列記することに。
以前世界選でインタビューした際、雑誌に掲載しなかった捨てネタから :



欧州で走るオーストラリア人ということで、自分のアイデンティティについて考えることがあるか?

高校卒業後、ナショナルチームを経て、1年間AIS(登竜門のオーストラリア・インスティテュートオブスポーツ)へ行ったあとは、スイスに移住し、自分自身いろいろな国のカルチャーが混ざっていると思う。

オーストラリア人だけど自分は欧米的。友人は例えばアメリカ人のホーナー。妻はイタリア人。スイスに住み、まさにごちゃまぜの人間だ(Mix Person)。適応力はあるほうだと思う。アクセントも強くないので、周囲もボクがオーストラリア人だということを忘れることすらある。

ヨーロッパ人と飲みにいくと たまに自分の中のオーストラリア人的素顔が覗くこともあるらしいけどね。



妻との出会い:

友人の紹介で知り合った。(いうことからお見合いの話になり)オーストラリアにも日本でいうところのお見合いシステムもあるよ。もっともこれは最終手段(last resort)だけどね。自分自身試したことがないからどういう仕組みかはよくわからないけど、広告はよく見るね。

互いの友人から紹介された。今年はツール、中国、トレーニング・・と忙しくて、余り一緒にいられなかったのが残念。彼女は今ではレースについてよく知っていて、レース会場では写真を撮ったりしている。

フランドルやシャンゼリゼにも来ていた。たまにレースに関してアドバイスを受けたりするよ。「なんであのときxxしなかったの?」みたいな質問もされたりね。彼女の家はカトリックファミリー。考え方はシンプルだけど、すごく強い価値観を持っている。


アイドル :
丁度インドゥラインがいたときにツールを見始めたからインドゥラインが好き。ダントツ強かった。



オーストラリアのプロツールチーム誕生の噂について(これは、グリーンエッジが誕生する3年前のインタビュー):

チームのスポンサーは一部決まっている。今は詳しいことは言えないけど。まだ先、長い道のりだろうと思う。もしチームがプロツールに昇格したら、できればそこで走りたい。ただ、ツールで勝つのが目標だから、そこまで強いチームであることが条件だけど。


あなたにとって自転車とは? :
Beautiful Sportだね。


evans.jpg
(Photo@Mas.ciclismo 上述の世界選にて)


第二の人生での活躍を祈りつつ。
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2015.02.04 Wed | Road Races| 0 track backs,
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