ジロ出場の石橋学選手
 プロトンの選手と心理状況

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザの石橋学選手がジロに出場している。

ロードレースというのは、人間の感情を競技に込める傾向が強い側面があり、
闘い方次第では、精神的にしんどいかもしれない。

とくにプロトンが重視するのが、リスペクト、という感覚。


レースリーダーが不可抗力でアンラッキーな落車に巻き込まれれば
ライバルであろうとプロトンは待つ。
スプリントの際は、相手が広く敬意を集めているトップライダーの場合、
かなり格下の選手は強引で無謀な割り込みをすることは慎む。
(頭に血が上っていればそうでない場合もあろうが、スプリンターの証言を鵜呑みにすれば。)

亡くなった人へのリスペクトから、1日レースをニュートラルにする、ということもある。

当然、それとは逆の側面があることも忘れてはならない。

ディスリスペクト(リスペクトの逆)、という感覚。

相応しい闘いができない選手が、一流選手から仕打ちを受けたケースもある。
かつて、チポッリーニなどは一流スプリンターと認めていないケルメの選手が割り込んできたことで
怒りを爆発させたことがあり、その際、「雑魚のくせに」みたいな言い方をしていた。

ロードレースは、相手の格を意識し、それが実践の場で反映される。


それだけに、出場中の選手からの評価や、彼の出場により出る機会を逃した選手の心情を考えると、
本来的には、それに相応しい闘いをしなければならない。


石橋選手、百戦錬磨ステップを踏んで出場したジロというわけではないだけに、
肉体面だけでなく、精神面もきついかもしれない、と想像する。
それをどう克服するのか。レースはまだはじまったばかり。



話題の赤い噴水、ジロは大好き。
2009年パドヴァのアレーナ公園でも。

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2015.05.11 Mon | Road Races| 0 track backs,
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