ジロは佳境 / ミケル・ランダ、実は4年前、ジロの山岳についてこう予言していた
(ミケル・ランダのキャップ騒動はこちらの頁にて: JUMP)


ジロ第16ステージ。
ミケル・ランダがジロ山岳ステージで2勝目をあげ
チームメートのファビオ・アルを抜いて総合2位にのしあがった。


実は、チクリッシモの2011年版選手名鑑でエウスカルテルチームの執筆をした際、
私は彼のことをトップ11人の中に入れ、短いプロフィールを書いた。

今読み返してみたら、ジロの山岳ステージについて、今回の勝利を予言するようなことを
彼が語っていた
ことに気が付いた。

以下、2011年に執筆した記事抜粋:

オルベア入団から1年後にスピード昇格を果たした注目選手。
昨年ツール・ド・ラヴニールでは、難所の山岳ステージ3位。
世界選U23メンバーとなり18位だった。
大会中はエリート選手と同じ宿。
フレイレと同じ食卓を囲み大感激。
アイドルは、本チーム(EUS)の元選手イバン・マヨ。
グランツールは好きな順に、ツール、そしてジロ。
前者はファンの数が圧倒的だから。
後者(ジロ)は山岳の難度が自分に向いているから。
自称熱血漢。


翌年2012年版選手名鑑では、彼を準エースに指定し、
「(クライマーの)マヨやライセカの後継者」と記したのだった。



一方、区間3位ながら、総合首位をがっちりキープしたコンタドール。
ユンボのクルイシュウィックとは同着で、先に行かせ譲った点は、方程式どおり。

コンタドールは前のステージでも余裕があったものの抑えて
区間の方は、がつがつ取りに行く姿勢ではなかった。
”あこぎ”に行くことは、3週間全体を考えると、得策ではない。

総合で十分目立てば、区間の方はほかのスポンサーに露出の機会を与える。
パンターニにはこの配慮がなく、他のスポンサーから嫌われたと聞く。
コンタドールは同じ轍は踏まない。



逆に、昨日のステージで、コンタドールがパンクした折り、
カチューシャ、アスタナがあのタイミングで彼のことを待たなかったのには、少々首を傾げた。

かつてチェーントラブルのアンディを待たず、コンタドールは非難されたこともあったが、
あの時のアンディのトラブルは追い越した時点では微妙だった。

さらにアンディはチェーンのトラブルを自覚しつつレース続行していた、という事実がある。
発覚時、まだレースが動いていない時点で対処していれば、ダメージは防げた。
アタックの佳境に入る前段階で対処すべきであった、というのが大方の見方だった。


レースの雰囲気というのは中にいないとわからないものだから何とも言えないけれど、
今回についてはTV観戦していたクリス・フルームも、「あれはちょっと」的な感想を漏らしていた。



冒頭のIMHOは、意見を控えめに述べるときの慣用句。(=in my humble opinion )
レースリーダーのメカトラ時にアタックするのはスポーツマンシップの手本とは言えない、とコメント。

アルのその後のトラブルは、ツケが自分に回ってきた感じだ。


パンクから挽回して、最終局面でがむしゃらにいくコンタドールの姿には、
紳士協定を重視しなかったアスタナに対する奮起を感じた。


ちなみに以下は初生コンタドール。
10年前の4月28日、ロマンディ一周でのことだった。


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2015.05.27 Wed | Road Races| 0 track backs,
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