サイモン・ゲランスの落車が止まらない
ツール第3ステージ。

高速のクラッシュで、ファビアン・カンチェッラーラはころがるように地面に叩きつけられ、
レースがニュートラルになっている間にプロトンに追いつきはしたものの
顔は歪み、結局第4ステージはDNSとなった。

好事魔多し、そんなマイヨ・ジョーヌの不幸の裏で、もっと悲劇を感じる選手がいる。
サイモン・ゲランスだ。

シーズン前にケガをして、復帰するたびに”落ちる”。そしてケガでリタイア。
悪循環が止まらない。


まずは1月。ダウンアンダー前のトレーニング中に、鎖骨骨折。

復帰戦は、ストラーデ・ビアンケ。
またしても落車でひじを骨折した。

パイス・バスコで再復帰後、前年優勝したリエージュ・バストーニュ・リエージュで
2度にわたるクラッシュ。
ふたたびリタイア。

英気を養い、その後ジロのメンバーには選ばれたのはいいが、
第12ステージに転倒し、ゴールにはたどり着いたが大事を取って翌日はDNS。

そんな呪われたシーズンを払しょくするはずだった。
ツールメンバー入りし、今度こそ、と誓ったに違いない。

しかし、わずか第3ステージでリタイアとは。
カンチェッラーラと一緒に、上述のクラッシュに巻き込まれた。

右端にいた選手らを縦に襲った落車の波は、ハイスピードの玉突きで、
見るからにダメージは大きそうだった。

第一報によると、手首を骨折したという。

ちなみに去年のツールでは、序盤の落車の余波で
約2週間後にレースを離脱、という結果だった。


35才という年齢で、肉体的にも精神的にもなかなかタフな悪の連鎖が続いている。


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なつかしのクレディアグリコル(CA)ジャージ。2008年、つまりCAの最終年の写真。
この数カ月後、ゲランスはツールで1勝をあげる。

インタビューで訪問したマーク・レンショーの家の前で。
(トレーニング仲間のレンショーの家に電源を返却に来た、と言っていた。モナコにて)
2015.07.07 Tue | Road Races| 0 track backs,
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