ニバリ 失格 Vol.2 / 残念な言い訳 
YOU TUBEの動画のとおり、あからさまな違反でブエルタ2日目で失格となったヴィンチェンツォ・ニーバリ。

新人のころの彼は、言動が未熟で、社会性がなく周囲がハラハラした、
そんな話を実際に接した人経由耳にしたことがある。
そしてチームは、彼の精神面での教育にも腐心した。


しかしやがてグランツールでも優勝するようになり、時と共にずい分立派になった、そんな感想も聞こえていた。

けれど、今回の失格騒動当日夜、ニバリ自身がFBにアップしたコメントを読むと、
窮地に陥った場面では、つい自己中心的な素がのぞいてしまうかのようだった。

彼のコメントの中で、とくに以下の部分が気になった。

(落車で1分20秒の遅れを喫してしまい)
僕は怖れ知らずでチェースを始めた。水もなく、たった一人で。
ゆっくりと前に詰め寄りつつ、はるか前方ではチームメイトがコース上で待っていた。

頭の中で考えた。行かなければならない。前方に身を置かねばならない、と。
僕のことを見てくれている人たちのために。ぼくのことを愛している人たちのために。
妻のために、娘のために、僕の状況がどうなのか自答している人たちのためにも。

僕は、何の問題もないことを見せつけるために前に行った。
そして150mの便乗は、高い代償の過ちとなってしまった。
その行為に対し、多くの人々が泥を投げつけようとしているのだ。

でも誰も、この事実にスポットライトを当てようとはしない :

落車した男がいて、彼はアタックされ(訳注:メイン集団が彼を待たなかったことを指す)、
18人の選手を向こうに回して(訳注:一緒に遅れ、前を追うはずの他の選手の協力不足を指す)
ひとりで前をなんとしてでも前に出ようと猛追した、という事実を!



原文中、「nessuno sottolinea che」の部分
(誰も、この事実にスポットライトを当てようとはしない=この事実を強調しようとはしない、という部分)に、
「他人はわかっちゃいない」、「誰も理解してくれない」
というニュアンスが出ていて、ニバリは100%後悔しているわけではないのだ、ということをうかがわせる。


彼が、露骨な形でチームカーにつかまってスイスイ前をめざしたことは汚点のひとつではあるけれど、
人々が自分の事情を考慮しないことに対し不満を述べる、などということも、
グランツール全制覇の王者の言動としては少々残念な感じもある。



<原文>
「・・ mi fiondo all'inseguimento senza paura, senza acqua da solo, piano piano guadagno terreno e trovo i miei compagni che mi aspettano lunga la strada , a testa che pensa che devo andare e devo rimanere davanti in corsa per quelle persone che mi guardano, per quelle che mi amano, per mia moglie, mia figlia e per quelli che si staranno domandando come sto , vado avanti per far vedere che non mi sono fatto niente , fino a quello sbaglio che mi costa caro una trainata di 150 metri di cui molti sono pronti a gettare del fango ・・nessuno sottolinea che è caduto è stato attaccato, è da solo all'inseguimento contro 18 corridori che spingono a tutta davanti!! 」





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