フランスの中学の進級テストがすごい件 : 実際のツールの最終成績リストがそのまま登場
「2014年ツール・ド・フランス第18ステージが終わって、選手たちは出発以来、3260.5kmを走行しました。
上位9人の順位は以下の通りです。

1) レオポルド・ケーニッヒとヴィチェンツォ・ニバリのタイム差を計算せよ」


フランスの中学で、こんなテストが出された。



秒はカットされているので、簡単。
答えは15分。(全文は下記)
フランスの中学生たちは答えられただろうか?



続く問題は、
2)-c ティボー・ピノの平均時速を答えよ。数字は丸めること。

とある。
累計タイムをの和18で割ればいいのだろう。
ただ、この年はプロローグがないからいいものの、プロローグがある場合は、
ステージ数18+1(プロローグ)=19で割らないといけない。

さすがにそこまでトリッキーではなかった。


その前の2-a、bは、論文形式。
1)で出したタイム差や、中央値について統計学的に論じさせる。


どうやら中央値や平均値を意識した出題のよう。
それにしても、ツールのリアルな成績表をそのまま問題にするスタイルは驚き。


試験全文:

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● Updated :(~2001.7.9) / インドゥラインあの時を振り返る
2015.09.29 Tue | Road Races| 0 track backs,
ケヴィン・ルダノワ 世界選手権U-23ロードを制す
ブルターニュ・セシェオンヴィロンモンに所属するケヴィン・ルダノワが世界選U-23ロードを制したと聞き、
もしかして?と調べてみた。

やはり、かつてケスデパーニュの監督をしていたフランス人イヴォン・ルダノワの息子。
優男風の父よりも息子はがっちり系だ。
父は今、BMCの監督を務めている。

ここで注目したのは、父の知名度ゆえか、プロ・元プロ選手からのおめでとうツイートがずいぶん
目立つこと。

フランス人以外では、サムエル・サンチェス、カヴ、
そして、フランス人ではシャヴァネル、元選手では、モロー、ヴァスールなど。










2015.09.28 Mon | Road Races| 0 track backs,
J:COM presents 2015ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム 印象的なプレゼンシーン
■ J:COM presents 2015ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム

さいたまクリテリウムの出場選手発表があった。
内容は以下サイトの通り:
http://saitama-criterium.jp/news/n-00000030/


国内参加選手、中村龍太郎選手(イメーナ信濃山形) 、
女子選手、細谷夢菜選手(浦和工業高等学校)、
パラサイクリング選手、藤田征樹選手(日立建機株式会社)

上記3名のトークセッションも盛り込まれ、
スポーツマンらしい爽やかさがとにかく印象的だった。
健全な精神が表出していて、スポーツの力をちょっとしたトークの端々からすら感じた次第。


ASOプロジェクトマネージャーのフィリップ・フルニエ・ド・ロリエール氏とは、
挨拶の後言葉をかわした。

この日の名言: 「Le sport parlera.」
スポーツ自体がおのずと語るだろう。

これはレースの結末に関するコメントだ。

第一回大会はツールで優勝したフルームがそのままクリテでも優勝。
ある種選手らの敬意が順位に現れた格好だった。
第二回大会は、その年の大会を制覇したニバリは優勝できず、スプリント合戦をキッテルが制した。


そして今年の展開をフルニエ・ド・ロリエール氏はどう読んでいるのだろう?
答えは -

選手自体がレースを走りながら、展開を創っていく。
どんな結末になるのかは、その場の空気が紡いでいく。
レースが答えを出すだろう。
Le sport parlera.


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● Updated :(~2001.7.8) / ツール出場選手 / イギリス人はひとりだけ、アメリカ人は8人に増加!
2015.09.25 Fri | Road Races| 0 track backs,
ロード世界選手権 エリートTT / 6年連続表彰台のトニー・マルティンついにメダル逃す
世界選TT結果/ ヴァシル・キリエンカが優勝


1位キリエンカ、2位マローリ、3位コッペル・・・
世界選ITTの結果は順当なようでもあり、波乱のようでもあり。


順当) 全員世界選表彰台経験者。

2012年、2013年に個人TTとTTTでそれぞれ銅メダルのキリエンカ。
U-23で2007年個人TT5位、翌年優勝のマローリ。
U-23で2006、2007年連続銅メダルのコッペル。

TT国内選手権ではみな優勝もしている。

コッペルはU-23の表彰台以来、TTで精彩を欠いてきたものの
今年になって国内選手権TTで優勝。
10年近い時を経て、這い上がった。

ちなみに2007年世界選U-23TTは、ボーム、イグナチェフ、コッペルの順だった。


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チームスカイはウィギンスで昨年同種目金メダル。
今年はキリエンカでその栄光を果たすべく、サポートしたようだ。
ベラルーシとして世界選ITT初の金メダル。

(とはいえ世界選においてロードは1927年からの古い歴史があるものの、
ITTは1994年からと歴史が浅いのだ。)



波乱)トニー・マルティン、トム・デュムランが表彰台に届かず。それぞれ7位と5位。
いずれも調子はいまひとつだった模様。

とくにマルティンは2009,2010年同種目3位、
2011年から3年連続で優勝、去年は銀メダル、と
6年間死守してきた表彰台から引きずり降ろされた。


一方、アワレコ記録達成者たちはというと、R・デニスは6位。
ブレンドルやダウセットは16、17位。


なつかしいところでは、結果は出せなかったもののグスタフ・ラーションの名前も。
(彼もアワレコ挑戦者だが、記録打破はなし遂げていない。)
トップから3:26分遅れの38位。


いやはや、TTでの実績という点では申し分ない3人が表彰台に上がったとはいえ、
みな世界選においては”再浮上”といった感が強い。

34才で頂点にたったキリエンカあっぱれ。




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● Updated :(~2001.7.6) / ツールに出られない男たち : ヴァスール、ヴィランク
2015.09.24 Thu | Road Races| 0 track backs,
リバティとコラボレーションしたウィメンズコレクション Rapha + Liberty
Rapha Newsletterより:


リバティとコラボレーションしたウィメンズコレクション Rapha + Liberty


イギリス・ロンドン発のロードサイクリングウェアブランドRapha(ラファ)は同じくロンドンの歴史あるデパートにしてデザインプリントメーカーのリバティ(Liberty)とのコラボレーションコレクションを発表いたします。

ウィメンズコレクションの一環として発表される本ラインナップには、タフなライドに適したジャージからカジュアルなシティウェア、ラゲッジまで9アイテムが揃います。Raphaがこれまで培ってきた高性能ウェアに、伝統ある英国のデザインがミックスされたコレクションをお楽しみください。

コレクション一覧ページ:http://bit.ly/1it0FqR


Rapha + Liberty Long Sleeve Jersey
背面と襟の内側にリバティプリントをあしらった長袖ジャージ。スポーツウール製で保温性と通気性の高いバランスを誇ります。
価格:27,000円
製品ページ:http://www.rapha.cc/jp/ja/shop/rapha-%26%2343%3B-liberty-long-sleeve-jersey/product/WLJ01


Rapha + Liberty Women's Souplesse Jersey
レースやハイテンポトレーニングに対応するハイパフォーマンスジャージのSouplesse Jerseyのリバティプリントバージョンです。
価格:23,000円
製品ページ:http://www.rapha.cc/jp/ja/shop/rapha-%26%2343%3B-liberty-women%27s-souplesse-jersey/product/GFJ04


Rapha + Liberty Two Tone Bomber
ボディにはメリノウールの混紡生地を、前面には防風性を備えたリバティプリントパネルを配置。スリムカットで冬のシティライドに活躍するシルエットに仕立てられています。
価格:25,500円
製品ページ:http://www.rapha.cc/jp/ja/shop/rapha-%26%2343%3B-liberty-two-tone-bomber/product/TTB01


Rapha + Liberty Merino Sweatshirt
メリノウール100%製のスウェットシャツ。コンテンポラリーなカッティングに、抽象的なリバティプリントをあしらったファショナブルな一着。
価格:18,000円
製品ページ:http://www.rapha.cc/jp/ja/shop/rapha-%26%2343%3B-liberty-merino-sweatshirt/product/WLM01


Rapha + Liberty Legging
バイクのライド時はもちろん、カフェなどの普段のお出かけにも最適なレギンス。スポーツを生活に取り入れるアクティブな女性に。
価格:17,000円
製品ページ:http://www.rapha.cc/jp/ja/shop/rapha-%26%2343%3B-liberty-legging/product/WLL01


Rapha + Liberty Cap
リバティプリントをあしらったサイクリングキャップ。裏地はピンクの生地で仕立てられています。
価格:7,000円
製品ページ:http://www.rapha.cc/jp/ja/shop/rapha-%26%2343%3B-liberty-cap/product/RLC01


Rapha + Liberty Silk Scarf
100%シルク製のスカーフ。首元の保温とウェアコーディネートに。イタリア製。
価格:12,000円
製品ページ:http://www.rapha.cc/jp/ja/shop/rapha-%26%2343%3B-liberty-silk-scarf/product/LCF01


Rapha + Liberty Essentials Case
Raphaの定番スモールポーチEssentials Caseをリバティプリントで。ピンクのレザーが差し色に。
価格:8,000円
製品ページ:http://www.rapha.cc/jp/ja/shop/rapha-%26%2343%3B-liberty-essentials-case/product/RLE01


Rapha + Liberty Musette
ロードレースで使用されるフィードバッグに着想したミュゼット。タブレットや日々の必需品を持ち運ぶのに最適です。
価格:13,000円
製品ページ:http://www.rapha.cc/jp/ja/shop/rapha-%26%2343%3B-liberty-musette/product/RLM01
2015.09.23 Wed | Road Races| 0 track backs,
フレチャ来日中
現役引退し、ユーロスポーツ・エスパーニャなどでレポート、解説を務めている
フアン・アントニオ・フレチャが来日しているそう。
いまだ目撃情報は聞かないが、昨日は新宿にいたとのこと。



とはいえ、2008年来日の際も、まったく気づかれていなかった。
事前に来日がささやかれ、自転車ファンが一同に会するサイクルモードの場にいたにも関わらず。
(彼女連れだったせいもあるかもしれない。)

サイクルモードで地味にフードコートをぶらついているフレチャを見つけ声をかけたとき、
嬉しそうな、ほっとしたような表情だった。
やっと気づいてもらえた!みたいな。(当時ラボバンク)


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大宮にあったジョンレノンミュージアムを訪れたときの感動を
嬉々としてしゃべっていた。

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以前、iバネストとファッサボルトロでチームメイトだったブルセギンが丁度
サイクルモードに招待されており、日本で邂逅を温めたのだろう。


その7年後となる今回、目撃情報いまだなしのフレチャだが、もっとも上記写真とは人相が異なっているので
現役時代を思い浮かべつつ探しても見つからないはず。
こんな感じでふらりと日本のどこかを歩いているはずだ。






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● Updated :(~2001.7.5) /選手たちが、ワクワク ツールに向けて飛び立った
2015.09.20 Sun | Road Races| 0 track backs,
クリス・ブックマンス(ボエックマンス) 昏睡脱出後のツイートに現役選手の激励
先のブエルタのクラッシュで病院に搬送、人工的な昏睡状態に置かれた後、
覚醒が伝えられていたロット・ソウダルのクリス・ブックマンス

2日半前に本人がツイートで元気な様子をアピールした:

「ハロー、ワールド!みんな、素晴らしいメッセージやサポートをありがとう。
もっとも厳しいライドのひとつだったけど、でも僕は打ち勝った!#ネバー・ギブアップ


その後、再度ツイートを見てみたところ、続々現役選手をはじめ、激励の声が集まっていた。

マキュウェン、アーヴェルマート、Tデッケル、Tボス、ピーター・セリー、アングルヴァン、ステイヴァル、がスパロット、VDB・・・


「早くよくなって」、「復活おめでとう」、「すばらしい!」などという言葉や
「いい知らせだ。そのまま強く構えてネバーギブアップ!」などというものも(がスパロット)。
nice to read that mate!! Stay strong and never give up!!





それにしても、これまで昏睡脱出、などという報道で知らせを聞くのが常だったが、
こうやって本人じきじき Hello world! なんていう投稿を見ると、
一連のことがとてもリアルに胸に迫ってくる。





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● Updated :(~2001.7.2) / 国内選手権終わって
2015.09.18 Fri | Road Races| 0 track backs,
ジャパンカップ 2015 
 予想以上の大雨被害目下使用予定のコースにも影響


10月末開催のジャパンカップの記者発表があった。
http://www.japancup.gr.jp/node/2208
http://www.japancup.gr.jp/node/2210


招待チーム、来日予定者が明らかになり、例年ならその情報が目玉となるものの、
今回、それよりも、コース変更発表の方がインパクトがあった。


当初プレゼン資料は従来通り14.1㎞x10周+10.3kmx1周で作成され、
その上からバツ印でコースマップに訂正が入り、距離情報も変更前と後の数字が明記された。
慌ただしい差し替え作業からも、変更が急であったことがわかる。


台風18号による大雨被害によるこの変更。
10.3km×14周=144.2km
となり、名物鶴カントリークラブの上りは削られた。

当該部分が被害を受けたようで、
実はそれ以外にも使用予定コース上にダメージはあり、復旧した上で使うそうだ。

あの大雨が宇都宮にも被害をもたらした、という一報が入ったとき、
ツイッターで、ジャパンカップを心配する声が次々聞かれた。
それが杞憂ではなく、現実だったことは衝撃だ。


この日の会場はスバルビル。
スバルはもはや日本のロードレースにおけるシュコダ的位置に上り詰め、とても頼もしい。

力のこもった発表スタイルで、ジャパンカップの成長ぶりをしみじみ感じた。


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● Updated :(~2001.7.1) / ホセ・マリア・ヒメネス不調始まる

ヒメネスが亡くなったのは2003年12月。その2年半前から不安定な兆校が現れていたことを再認識した。
2015.09.17 Thu | Road Races| 0 track backs,
「ツール・ド・東北」がNHKニュースWebに登場
今週月曜のNHK「ニュースWeb」。
ネットナビゲーター橋本麻里さんが、「シェアしたい」のコーナーで取り上げたのは、
「ツール・ド・東北」だった。

本コーナーの最中、次々に関連ツイートが上がり、
次は出てみたい、などといった反応も。

写真 1 (83)


地元で振舞われた食事や
人々との触れ合いなどもクローズアップ。

写真 3 (58)


残念ながらカルロス・サストレの参加は予定変更で実現しなかったけれど、
大スターの存在の有無にかかわらず、みんなの東北応援の気持ちがひとつになった。

写真 4 (22)


まだ復興なかばである様子を映し出すことで、
試練がまだ終わっていないことも再認識。

写真 1 (85)

写真 2 (82)


NHKという大衆メディアが取り上げることにより、イベントがさらに広く認識された。
自転車関連の媒体がレース面からこのイベントを告知するだけでなく、
食、宿泊、復興にスポットライトを当てて一般のメディアが報道すると、
裾野は広がり、ますますパワーアップする。


写真 3 (56)


ツール・ド・東北は、今年で3年目。
当初10年続けることを目指す、と意思表明があったことも番組内で紹介されたが、
高い評価を得ている様子を見るにつけ、目標が達成不能なものではないと感じさせた。


写真 2 (80)


益々の成功を祈りつつ。

写真 5 (4)





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● Updated : クリーンを主張したクリストフ・バッソン、プロトンから総スカンでプロ生活終了を余儀なくされる (2001.6.29) / ツァベルのグリーンジャージには興味示さず、テレコム
2015.09.16 Wed | Road Races| 0 track backs,
ランス・アームストロングの映画「The Program(ザ・プログラム)」の主役が役作りでドーピング
◆ ダスティン・ホフマンもゲスト出演


6月12日のエントリーで触れたランス・アームストロングの自伝映画「The Program(ザ・プログラム)」が
13日にトロント国際フィルムフェスティバルで上映され、一部で脚光を浴びる中、
主演俳優の行動が波紋を呼んでいる。

ランスを演じたベン・フォスターが、役作りのために、
実際にドーピングをしたというのだ。
GuardianCNDetails.com

摂取薬物は非公開。
医師の指導のもと、という話だが、
薬物が肉体のみならず、精神にどう影響を及ぼすか、実際に検証してみたかったという。

アンチドーピングの立場で出された告発本を元に制作された映画が、
こういう変形した格好で新たな薬物摂取を生み出す結果となり、
告発に加担したチームマッサーなどはやりきれない思いを吐露している。


撮影の舞台がヨーロッパからアメリカに移った折りには、
ダスティン・ホフマンも撮影に加わった。
プロモーション会社のヘッド、といった役柄と思われる。


肝心の映画の方は、掘り下げ切れていない、といった声が聞かれたものの、
102分という時間を考えると、仕方ないのかもしれない。

ランスと懇意にしていたジャーナリストは、かつてランスのことを”様々な矛盾をはらんだ複雑な人物”、と表していた。
そんな人物の深い闇を2時間弱であぶり出すのは難しかろう。


各国での本映画公開予定表はこちら。フランスでは水曜日から公開 :
http://www.imdb.com/title/tt3083008/releaseinfo

このほど新しくリリースされたトレイラーは以下の通り:







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● Updated : ウルリッヒの総合優勝を狙うテレコム、脇役へと追いやられるツァベル(2001.6.28)
2015.09.15 Tue | Road Races| 0 track backs,
ファビオ・アルー、ブエルタの大逆転劇を再現
ブエルタは最終日前日を終え、トップ9の選手たちの総合タイム差が2分以内という大混戦。
(10位の選手とトップとの差はいきなり10分。)

中でもデュムランがずるずると後退する様子に、息をのんだ。
結局、1位から一気に6位に急下降。
予想外の結果となり、粘ったアルが逆転でトップに躍り出るという、ドラマチックな展開に。

ふと、以下ツイートにある2003年ブエルタの逆転劇が懐かしく思い出される。

なにしろあのときは、最終日前日が山岳TTだった。
残り2日を残した時点で首位ノサルと総合2位エラスのタイム差は、1分55秒。

最終出走のノサルがスタート。
エラスが快調に飛ばす。
ノサル、序盤からエラスより若干遅れ気味。
差は徐々に広がっていく。
2人のタイム差が刻々と表示され、エラスとノサルの差が2分以上となった時点で、興奮度はマックスに。

結局ノサルは2分23秒遅れ。
エラスの逆転優勝が確定した。



もっともその後ノサルが陽性となり(エラスもぐたぐた騒動があった)、ポルトガルチーム移籍後もまたやらかして、
あのときの興奮は何だったのか、と冷めた気持ちになったものだ。


ブエルタ第20ステージ終了後の総合順位:
1 Fabio Aru (Ita) Astana Pro Team 83:01:40
2 Joaquin Rodriguez Oliver (Spa) Team Katusha 0:01:17
3 Rafal Majka (Pol) Tinkoff-Saxo 0:01:18
4 Nairo Alexander Quintana Rojas (Col) Movistar Team 0:01:19
5 Jhoan Esteban Chaves Rubio (Col) Orica GreenEdge 0:01:20
6 Tom Dumoulin (Ned) Team Giant-Alpecin 0:01:21
7 Alejandro Valverde Belmonte (Spa) Movistar Team 0:01:22
8 Mikel Nieve Ituralde (Spa) Team Sky 0:01:23
9 Daniel Moreno Fernandez (Spa) Team Katusha 0:01:24
10 Louis Meintjes (RSA) MTN - Qhubeka 0:10:46




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● Updated : アンチドーピングを訴えて総すかんを食ったバッソンが声を上げる(2001.6.26)
2015.09.13 Sun | Road Races| 0 track backs,
Raphaプレスリリース
2015AW 新作シクロクロスコレクションを発表 
ウィメンズを初めてラインナップ

イギリス・ロンドンのロードサイクリングウェアブランドRapha(ラファ)は、シクロクロスに特化した2015年秋冬のシクロクロスコレクションを発表いたしました。スキンスーツや女性用ジャージなどが初めてラインナップされます。


デザインモチーフはRaphaが各国で開催しているシクロクロスレースシリーズ Super Cross(スーパークロス)。日本の野辺山シクロクロスを含め、アメリカ、イギリス、オーストラリアで今年も開催が予定されています。

コレクションには定番の半袖ジャージ、レース用のロングスリーブジャージに加え、初めて一体型のスキンスーツが登場。よりシリアスなレーサーのためのウェアが揃う一方で、女性競技者の人口増を受け、初めてウィメンズジャージをラインナップします。


XAS01-Prod-AW15-cross-01.jpg

Cross Long Sleeve Aerosuit
価格:41,500円
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL
製品詳細ページ:http://www.rapha.cc/jp/ja/shop/cross-long-sleeve-aerosuit/product/XAS01

ワンピースタイプのレース用スキンスーツがシクロクロスコレクションに仲間入り。タイトながら高いフィット感が、乗り降りの多いシクロクロッサーの動きに追従し、ストレスなくレースを走りきることができます。試走や練習時のために、腰にひとつだけボトルポケットを配しています。



Cross Long Sleeve Pro Team Jersey
価格:23,500円
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL
製品詳細ページ:http://www.rapha.cc/jp/ja/shop/cross-long-sleeve-pro-team-jersey/product/XPJ01

適度な保温性と高いフィット感をもたせたレース用シクロクロス長袖ジャージ。高強度のレースにおいてもオーバーヒートしないよう通気性と保温性の高いバランスを誇る生地を採用。背面には3つのポケットをもたせた汎用性にも富む一着です。



Super Cross Jersey
価格:15,500円
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL
製品詳細ページ:http://www.rapha.cc/jp/ja/shop/super-cross-jersey/product/XRJ02

通気性の高い半袖ジャージ。シクロクロスレースはもちろん、夏場のライド用ジャージとしても着用できるベーシックな一着。



Women's Cross Long Sleeve Souplesse Jersey
価格:23,500円
サイズ:XXS、XS、S、M、L、XL
製品詳細ページ:http://www.rapha.cc/jp/ja/shop/women%27s-cross-long-sleeve-souplesse-jersey/product/XWJ01

ウィメンズ用ハイパフォーマンスコレクションのSouplesse Jerseyをベースにした、シクロクロスコレクション初の女性用ジャージが誕生。高いフィット感と動きやすさがシクロクロスレースで効果を発揮します。



Cross Merino Scarf
価格:10,000円
製品詳細ページ:http://www.rapha.cc/jp/ja/shop/cross-merino-scarf/product/XSC03

100%メリノウール製の上質なスカーフは、底冷えのするシクロクロス会場のレース前後、観戦時に活躍。Rapha Super Crossのデザインパレットを採用した、男女ともにお薦めのアクセサリーです。



Cross Pro Team Socks
価格:3,000円
サイズ:S、M、L、XL
製品詳細ページ:http://www.rapha.cc/jp/ja/shop/cross-pro-team-socks/product/XSK03

昨今のトレンドを取り入れ、長い丈を採用したレース用ソックス。用途に応じて3種類の糸を使い分けて作られれる、通気性の高いソックスです。



Super Cross T-Shirt
価格:6,000円
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL
製品詳細ページ:http://www.rapha.cc/jp/ja/shop/super-cross-t-shirt/product/XTS03

Rapha Super CrossのロゴをあしらったコットンTシャツ。シーズン序盤のレース会場ではもちろん、一年を通じてワードローブに加えたい一着です。




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● Updated : 違反者続出でイタリアにおけるレース禁止令、6日で解除となる(2001.6.25)
2015.09.13 Sun | Road Races| 0 track backs,
 トム・デュムランの履歴書
◆ 父は体外受精専門医、家庭内では機密事項重視


ブエルタでコツコツタイム差を稼ぎ、第19ステージ終わって目下首位。観衆を連日沸かしているトム・デュムラン。
以前、そんな彼について調べたことがある。


小粒なパワーで知られるAG2Rの自転車選手サミュエル・デュムランはフランス人だが、
トムの方はオランダ人。
でも名前はフランスの名前。(フランスにおけるデュムラン分布表
ルーツはフランス人なのだろうか?

結局その辺はよくわからなかったものの、付随的に以下を知った:


 父ジョンは、体外受精の専門家。==> 写真1写真2

家族は自転車競技とは無縁の世界にいる。
初めてツールを見に行った母は、人の多さや熱気に圧倒された、そんな話も聞く。

父は大学院で生物学を勉強し、その後マーストリヒト大学大学院で学び、発生学で博士課程取得。
(母は自治体勤務。)
現在、マーストリヒトの施設で、体外受精部門の主幹として活躍中。

父は、「体外受精で生まれた子供たちは体重が数百グラム多い、という有意な結果が出ており、
生後2年間は、こうした体重の開きが認められる」といった趣旨の論文を発表するなど
その道のスペシャリストとして活躍中。


● トム自身の専門、彼女の専門
トム自身、マーストリヒト大学でヘルス・サイエンスを学んだものの自転車と両立は無理、として
ロードレーサーの道へ。

一方、彼女は心理学を専門としている。
トムのために最適なスポーツ心理学者を探してくれている。
(トム自身精神的サポートは不要という主義だったが、昨今プレッシャーが増え、必要を実感)


● レース前の儀式
レース出走準備が整うと、彼女にテキストメッセージを送り、返事がくるまでメールをチェックする。
返信がないと、今日は不出来かも・・・などと思うそうだ。


● モビスターのヘッド ウンスエ氏の言葉
「デュムランは、El nuevo Indurain=新たなインドゥライン かもしれない」

ただしこれは2015年ブエルタ後半のTT直前の言葉。
TTスペシャリストでありつつ山岳で活躍したため、本番のTTで失速しないかどうか注視する、と言っていた。
実際TTで優勝し、ウンスエの予想は当たった格好に。

---

GT(グランツール)を狙える上れるオランダ人として、
マイケル・ボーヘルト、ロバート・ヘーシンクを凌駕する勢い。

TTの力を中心に才能は早くから認められ、2011年オランダのラボバンクコンチネンタル入り。
翌年からプロジェクト 1t4i → アルゴス・シマノ
ジャイアント・シマノ~元ジャイアント・アルベシンと王道を歩んでいる。


参考: http://www.hedgehogcycling.co.uk/5-facts-about-tom-dumoulin.html
2015.09.12 Sat | Road Races| 0 track backs,
Ready Go JAPAN / UCIシクロクロスレース「Qiansen Trophy Cyclo-cross」報告
Ready Go JAPAN便り

~~~~~~~~~

先日、8月30日と9月2日に中国・北京と海口で開催された
UCIシクロクロスレース「Qiansen Trophy Cyclo-cross」に、
Ready Go JAPANチームから須藤むつみと伊藤千紘が参戦し
無事帰国しましたので、添付写真5枚とともにご報告申し上げます。

(速報版)
http://readygojapan.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/ucirgjuci-ce6d.html

今回の中国CX参戦メンバーは以下となっておりました。
Men Elite
小坂 光(宇都宮ブリッツエンシクロクロスチーム)
向山 浩司(SNEL CYCLOCROSS TEAM)
金子 楓(SNEL CYCLOCROSS TEAM)
松本 駿(TEAM SCOTT)
松尾 純(MIYATA-MERIDA VIKING TEAM)

Women
須藤 むつみ(Ready Go JAPAN)
伊藤 千紘(Ready Go JAPAN)

Staff
諏訪 孝浩(SNEL CYCLOCROSS TEAM)
安田 朋子(Ready Go JAPAN※)
菅田 純也(宇都宮ブリッツエンシクロクロスチーム※)
※エントリーの登録上のチーム名です。

RGJチーム選手は、双方ともにアジアのレース遠征は初めてでしたが、
UCI公認レースで、しかも既に北京については3年目の開催ということもあり
昨年までのレースに参戦経験のあるスタッフや選手も同行していたので、
いろいろと事前に情報をいただきながら、ご協賛各社様やご関係者様のおかげで
急な遠征決定にも関わらず、準備を整えることが出来ました。

現地ではホスピタリティー溢れるレース運営で、いろいろと勉強しながら
コース試走や日々の調整を慎重におこなうことに努めました。
RGJチームとしての目標は女子エリート15位以内で獲得できる
「UCIポイント」を日本に持って帰ることが使命として戦いに臨みました。

両レースともに、エントリー状況やレースを見た感じでは、
アジアからの参戦は私たちのみで、ほかアメリカやカナダ、オセアニアなど、
そして欧州からの参戦選手が主となっており、地元中国の参戦はありませんでした。

8月30日は1st race Yanqing Station(UCI・C1クラス)
会場: Yanqing County, Beijing,China(北京市延慶県)で
比較的に涼しい気候ではあるものの、レースでは汗の止まらない気温で、
林間部の硬いオフロードの跳ねるようなコースを駆使する平坦貴重なレイアウト。
女子エリートは17名が出走し、RGJ須藤は完走を果たしたものの、
目前でUCIポイント獲得ならず16位となりました。
RGJ伊藤はマイナス1ラップで17位でした。

9月2日には2nd race Qiongzhong Station(UCI・C1クラス)
会場: Qiongzhong county, Hainan province, China
(海南省瓊中リー族ミャオ族自治県)にて開催され、
月の半分は雨が降るという湿気の強い蒸し暑いコンディションのなか、
テクニカルな箇所やグラベルロードも入るMTBレースのようなレイアウト。
女子エリートは17名が出走し、RGJ須藤は13位でレース完走、
RGJ伊藤はマイナス3ラップで完走ならずも揃ってUCIポイントを獲得できました。

2レースともに完走を果たした須藤は「出来れば2レースともUCIポイントを獲得したかったが、
何とか2レース目で取れて良かった。男子選手5人とともにレースに思い切って臨めたのは
帯同スタッフと現地レース運営のおかげ。心から感謝しています」とコメント、
伊藤は「初めてのUCIレース参戦でしたが、とても勉強になった。
次回に参戦が叶うなら確実に完走出来るように、更に練習を頑張りたい!」とコメントしました。

レースについての動画は下記でご覧いただけます。

・1試合目のレース動画(中国TV放送)
http://www.letv.com/ptv/vplay/23404550.html

・2試合目のレース動画(中国TV放送)
http://www.letv.com/ptv/vplay/23425498.html

男子エリートレースについても、2戦ともに果敢に戦い、
先にレースの終わった女子陣は、出来るだけレースをサポートしながら
男子エリートの走りを間近で見ることで、また学ぶことが出来ました。

レース後の交流会では各国から集まった選手たちと交流を深めながら、
シクロクロスを愛する選手たちの気持ちには国境がないことを改めて感じました。

かなり早めの時期にシクロクロスの、しかもUCIの最高峰クラスレースに参戦したことで
いつもよりも準備や練習をすることが出来たので、今後の国内シクロクロスにおいても
RGJチームで活躍が出来るようにしていきます。

併せて10月ごろまで続くロードレースでも、シクロクロスでつけたパワーは生かせるので
引き続き良い結果をご報告できるように頑張っていきます。

今後もReady Go JAPANチームにご注目のほど
よろしくお願い申し上げます。

以上



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● Updated : スペインチーム、ツールの顔触れ
2015.09.10 Thu | Road Races| 0 track backs,
ブエルタ中の一言 : デュムランのカノジョ、ヴィスコンティ
● デュムラン彼女の言葉

ブエルタ第16ステージ終わって総合4位。
勝争いに名乗りをあげ、注目度急上昇中のトム・デュムラン。

これまでTTで腕を鳴らしてきたものの、登坂力アップによりTTパワーが相殺減となっていないかどうか、
今日の39 kmTTで明らかとなる。
果たして総合首位にのぼりつめられるか、表彰台陥落は実現するのか?

そんな緊張の局面に面したデュムランに対する彼女の一言(AS Diario):

「たとえ総合100位で終えたとしても(しょげないで)、今と変わらずにいてほしい」。


● ヴィスコンティのツイート

先日のレース後トップ10位内の選手にのみヘリコプター移動がオファーされたものの
バルベルデはチームとともに(陸路)移動することを選択。
(キンタナはヘリコプターをありがたく使用。)
その際、チームメイトのヴィスコンティがつぶやいた言葉:

> 偉大なバルベルデ。
> 今日のステージ後、ヘリコプターで移動できる可能性があったにも関わらず、
> 僕らと一緒にいることを決心したんだ。







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● Updated : 今度は元選手による暴露本
2015.09.09 Wed | Road Races| 0 track backs,
ホアキン・ロドリゲス / 運命の決戦 ブエルタ第17ステージTT
◆ 5年間グランツール総合4位内の安定感
◆ ホアキンがかつて所属したサウニエルの多彩な顔触れ


山岳で盤石ぶりを発揮しても、苦手なTTが足を引っ張る、
そんなデジャヴを繰り返してきたホアキン・ロドリゲス。
ここ5年間で常に総合4位以内の安定感を誇りつつも、優勝には手が届かない。


現在ブエルタ第16ステージが終わって総合首位なるも、2位アルーとの差はわずか1秒。

「第17ステージ、ブルゴスのTT前にどのぐらい2位とのタイム差が必要か?」との問いは
いつもうまく回避し、「頑張るだけ」と言ってきたホアキン。

悲願のグランツール(GT)初総合優勝の行方やいかに?


ホアキン・ロドリゲスの過去5年のGT成績
グランツール 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年
 Giro ****●- ****●4 ****●2 ****●-
****●R
****●
Tour ****●7 ****● ****●- ****●3 ****●54 ****●29
 Vuelta ****●3 ****●19 ****●3 ****●4 ****●4 ****●

R: リタイア


ちなみに、上記の表にない2008、2009年は、ブエルタでトップ10に入いり、
それ以前は2003年にブエルタ初区間優勝、2005年同レース山岳賞。

とはいえ、その頃はまだ目立つ選手ではなく。
オンセでプロ入りし、サウニエルドゥバルを経て
2006年にケスデパーニュに移籍してから少しずつ頭角を現した。

実際ホアキン=サウニエルのイメージはほとんどない。
(↓ 2005年LBLにて)


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一過性に終わったサウニエルは、そういえばあの人も在籍していたっけ、
といった感じの不思議なチームだ。

ジルベルト・シモーニしかり。

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謹慎処分明けのデイヴィッド・ミラーを雇用し、話題を呼んだ。
(けれどクリーンなチームではない、とミラーはチームを1年半で後にする)。
2006年ツールにて、処分明けのミラー。

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マヌエーレ・モーリしかり。

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リッコしかり。
ドーピング事件を伝える新聞を生真面目そうに読んでいたあの頃。
今思えば、びくびくして読んでいたのだろうか。

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記事はマンサノのドーピング洗いざらいぶっちゃけ告白記事。
リッコは相次ぐ薬物使用に加え、売買にも関わったとして、今年もなお捜査を受けている。
ちなみに2024年までレース出場禁止処分を受けている。
プロに戻ることはないだろうが。

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● Updated : 元監督の暴露本出版: 優勝をお金で買った選手たち
2015.09.08 Tue | Road Races| 0 track backs,
Rapha / シンプソンの世界チャンピオン50周年を祝う限定ジャージとキャップ
Raphaニュースリリースから:

● 悲劇の英国人サイクリスト トム・シンプソンの世界チャンピオン50周年を祝う限定ジャージとキャップをリリース


イギリス・ロンドン発のロードサイクリングウェアブランドRapha(ラファ)は、悲劇の英国人サイクリスト、トム・シンプソンのロード世界選手権制覇50周年を記念する限定ジャージとキャップをリリースします。

トム・シンプソンは1962年のツール・ド・フランスにおいて英国人で初めてマイヨ・ジョーヌを着用し、またミラノ〜サンレモやツール・デ・フランドルといったメジャーレースを制した同時代屈指のレーサー。しかし1967年のツールにおける悲劇的な死が今も彼の名をロードレースの世界に知らしめています。


1967年7月13日、第13ステージのモン・ヴァントゥの登坂中に自転車をこぎ続けることができなくなったシンプソンは、そのまま路上で息絶えました。その死因については諸説ありますが、イギリスがサイクリングのマイナー国家だったこの時代に路上に散った英国人サイクリストの生き様は広く人々に知られるところとなりました。そしてモン・ヴァントゥは「死の山」とも呼ばれるようになったのです。

この悲劇的な死について多く語られるシンプソンですが、今回Raphaがフォーカスするのは、彼が成し遂げたもうひとつの偉業、英国人初の世界選手権優勝です。1965年、スペイン・サンセバスティアンでやはり同時代のスター選手ルディ・アルティヒのマッチレースを制したシンプソンはイギリス人として初めて世界チャンピオンの証レインボージャージに袖を通しました。

この達成から50年を記念するスペシャルジャージとキャップを限定コレクションとして発表します。レインボーストライプを彷彿とさせる青のボーダー柄を胸部に配し、左腕には彼のイニシャルTSを、右胸部にはイタリア人ファンが彼を讃えて呼んだ「SIMPSONISSIMO」、右腰にはフランス語の「TOM LE PLUS FORT」(最強の男トム)のプリントが施されています。

本ジャージとキャップの売り上げの一部はシンプソン家に寄付され、モン・ヴァントゥにある彼の記念碑の維持費に充てられます。

限定コレクションはRapha公式オンラインストアおよび直営店ラファサイクルクラブにてお求めいただけます。


Tom Simpson Jersey
価格:23,500円
製品ページ:http://www.rapha.cc/jp/ja/shop/tom-simpson-jersey/product/SMJ01

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Tom Simpson Cap
価格:5,500円
製品ページ:http://www.rapha.cc/jp/ja/shop/tom-simpson-cap/product/SMP01XXWHTXXX
2015.09.07 Mon | Road Races| 0 track backs,
デマルキが区間優勝 / デュラン、フォイクトに続く逃げ屋の系譜
 ブエルタ過去最大の霧のバトルは・・・ 霧のどさくさで大逆転劇があったあの年


ブエルタ第14ステージ。
アレッサンドロ・デマルキが濃霧の中勝利を決めたとき、
思わず過去のブエルタのワンシーンが蘇った。

それは、初めてエル・アングリルが投入された1999年。
その日も山頂付近はずっしりと重い濃霧に覆われていた。
逃げの先頭を一人いくのは、ロシア人パヴェル・トンコフ。

後続ホセマリア・ヒメネスとの差は44秒。そのまま単独優勝と思われた。

しかしゴール数キロ手前、ヒメネスが猛ダッシュ。
やがて前を捉えたようだった。

フィニッシュ付近は真っ白。
戦況はよく読めない。
何度もTVカメラのレンズを拭きとる情景が見られたほど。

フィニッシュラインを先に踏んだのはどっちだどっちだ・・・??
霧の中から2人の姿が浮かび上がる。
前にいたのは・・・・??・・・・ヒメネス!
というドラマチックな結果だった。
初アングリルは、最高のエンディングで幕を閉じ、以来伝説の山と呼ばれるようになる。


↓5分27秒にフィニッシュ地点、濃霧の大混戦の様子。





◆ 逃げの系譜

2014年ツールでスーパー敢闘賞をとり、同年ブエルタではグランツール区間初勝利。
逃げ屋としてすっかりイメージが定着したデマルキ。

エスケープの達人イエンス・フォイクトが引退した後、
新旧交代するかのようにアタッカー登場とあいなった。


さかのぼれば、フォイクトの前はジャッキー・デュランが逃げの達人として名をはせた。
彼の場合、若い頃はアタッカーではなかったものの、
プロトンの中での競り合いで勝てなくなり、
キャリア後半、逃げるスタイルに転じたのだった。

デュランの逃げは、どちらかというとパフォーマンスに近く、
勝てそうもないから、代わりに目立つ手法として逃げた、、、に近いシーンも多々あり、
かつてデュランの最盛期を知っていた人などは、そのスタイルの変化を嘆いていたものだ。


フォイクトの場合は、それよりは勝利を念頭にしたパフォーマンスにとどまらないスタイルを確立していた。
かなり無理な逃げ、と思われるエスケープにも挑戦したが、
常に自分の中では勝算があるからこそ逃げているんだ、と語っていた。


一方、今シーズンBMCに移籍直後から体調不良や炎症に悩まされいいところなしだったデマルキ。
夏までに回復せず、ツールも逃したけれど、ようやくここで胸のすく積極的な走りが蘇った。
今後にますます期待。



2015.09.06 Sun | Road Races| 0 track backs,
フルーム、足の舟状骨骨折で、ブエルタをリタイア
◆ 落車の状況は・・


フルームが落車による舟状骨骨折で、翌日ブエルタ不出走、というツイート、Web情報が昨日一斉に出ていた。

記事を読んでおや?と思った。
舟状骨は、navicular bone と記されていたのだ。

これまで舟状骨を骨折した選手は多くいたが、Scaphoid boneという言葉が使われていた。

調べてみると、Scaphoid boneは手の舟状骨で、Navicular boneは足の舟状骨を指すようだ。

つまりこれまで、手の舟状骨骨折を多く見てきたが、
フルームの場合は足の方、ということだ。

舟状骨とは、船底のような彎曲をしているので船のような恰好の骨ということで名付けられたそう。

Navicularは、ラテン語のNavisから派生し、小さい舟の意味。
Scaphoid boneは、ギリシャ語のskaphosから派生し、やはり舟の意味。

つまり、どちらも舟という意味を包含している。
 
そして、Navisは、いわゆるネイビーやナビゲーターの語源でもある。
舟状骨骨折に関する記事)


さてフルームの方だが、CNによると、落車の状況は以下:

・ 右側をしたたか打ち付け、衝撃は主に右足で受け止める格好になった。
・ とにかく第11ステージは完走したものの、バイクから降りた途端、右側に重心を掛けられない状態だった。
・ MRIを受けたところ、右足の舟状骨骨折が発覚した。
・ 復活に向け全力を尽くす。

2015.09.05 Sat | Road Races| 0 track backs,
カンチェッラーラ 世界選断念
◆ ファビアン・カンチェッラーラのツキのない1年・・・ ケガ、そして腸疾患


カンチェッラーラの不運が止まらない。
このたび体調不良で世界選ロード出場を断念することを明らかにした。

彼が、北のクラシック、ツール、世界選、国内選手権、そのどれかひとつで勝利をあげらなかった1年など、
ここ10年記憶にない。


世界選ジュニアとU-23で表彰台にのぼり、若いころから才能を開花させていたカンチェッラーラ。
とはいえ、プロ入り当初はどちらかというとおちゃらけキャラのイメージが先行していた。

世に広く強さをアピールしたのはファッサボルトロ時代の2004年ではなかったか。
ツールのプロローグで1勝し、コミカルな雰囲気の中にも実力があることを印象づけた。


2004年ツールにて、カンチェ:
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世界選ロードTTでは、2005年での3位を経て翌2006年には優勝。
以来4度同種目を制覇した。

また同年、つまり2006年には、パリ~ルーベで初優勝。
以来スター街道まっしぐら。
同時にパーソナリティにも落ち着きが備わった。

毎年着実にビッグレースで存在感をアピールしてきたものの、今年はオマーンとアドリアティコの各1勝にとどまり、
2000年にマペイでスタジエールとなり翌年正式プロになって以来、
最低の勝利数となった。


今年、最初のつまづきは、E3。
クラッシュで椎骨2カ所骨折という不運に見舞われた。

その後ケガを治して出場したツールでは、勝利はなかったものの2日目に総合タイムで首位となりマイヨ・ジョーヌを着用。
黄色いウエアで出走したその日に、衝撃的なクラッシュで骨折、リタイアとなったのは記憶に新しい。

今回ブエルタで再度復帰を図ったものの、今度は腸疾患で力が出ず、棄権を決意した上、
世界選も不出場を決めたという。

下記CNの記事を見ると、カンチェッラーラほどの人でも、執拗な大ケガや体調不良による
精神的ダメージは侮れないことがうかがわれる。

現在34才。
世界選TTでの4勝は記録ながら、トニー・マルティンが3勝で迫っている。

手つかずのアワーレコードへの挑戦は果たせるのか。
来年の再起に賭ける。


http://www.cyclingnews.com/news/cancellara-ruled-out-of-world-championships-in-richmond/




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● Updated : ウルリッヒ吼える
2015.09.04 Fri | Road Races| 0 track backs,
パウリーニョ : モト(オートバイ)事故の状況 -ブエルタ 第11ステージ
◆ パウリーニョは、動脈の縫合も


ブエルタ第11ステージ。
サガンに続き、ティンコフ・サクソのセルジオ・パウリーニョがまたしてもコース上のオートバイとのアクシデントでリタイアとなった。

ニュースを伝えるツイートが最初に流れた時、まさか、という思いが強かった。

つい先日サガンがオートバイの不穏な動きにより負傷・リタイアしたばかり、というだけではない。
昨日ティンコフ・サクソが、訴訟を断念する代わりに改善要求書としてオープンレターを出したばかりだったからだ。


本オープンレターの内容には、謝罪書の請求だけでなく
失ったグリーンジャージの賞金の補償の提案もひとつの選択肢として含まれる。
といっても現金請求ではなく、たとえばチーム名での慈善寄付というかたちでの補償も例としてあげられている。

その他、安全対策、サガンへの罰金撤回(サガンは落車直後の振る舞いが品行方正でないとみなされ罰金を受けた)、
コース上の車両関係規則の見直しなど。


そんなレターが出たばかり、その日にふたたび別の事故が起きたのだ。


チーム発表によると、状況は以下の通り。

事故は最初の上り、コリャダ・デ・ベイシャリスの山頂に向かう途中で起こった。

TVオートバイが道の真ん中を占拠し、彼の前を走っていた。
パウリーニョが前進する折り、オートバイはよけることをせず、そのまま直進。
パウリーニョの左足に接触した。
落車はなかったものの切り傷で流血がひどく、なかなか止まらない。
レースドクターによる処置を受け走り出したが、強まる痛みで、ついに山頂手前数百メートルで棄権を決意した。

アンドラの病院では、内部縫合6針、外部縫合11針を受けたという。
さらに内部縫合、つまり、動脈の縫合も必要だった。


BMCもすでにコース上の車両数を見直す対策など、しかるべき安全対策を求めるレターを出している。
相次ぐオフィシャル車両による事故は、これ以上看破できない重大な問題となっている。




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● Updated : 自転車選手と喘息の問題


追記)
マッサー宮島さんのFBに、当時のビデオを見た感想あり ==> ここ

オートバイがぶつかってきたわけではないものの、やはりオートバイの側に非があるのでは、と。
やはり道の中央を走行するなど占拠の仕方に問題があったか。
2015.09.03 Thu | Road Races| 0 track backs,
フルーム リタイアの可能性 ブエルタ第11ステージ終了後


ブエルタ第11ステージ、落車で沿道のバリア・石壁に激突したクリス・フルーム。
この日は完走したものの、松葉づえなしで歩けない状況らしい。
第12ステージのスタートは厳しい。
2015.09.03 Thu | Road Races| 0 track backs,
ブルセギン : ロバだけじゃない伝説 その1
◆ マルツィオ・ブルセギン、家が山奥過ぎてレースに出られず


昨夜ブエルタ中継中、なつかしい名前が出た。元ファッサボルトロのマルツィオ・ブルセギン。
常にアシスト役として走り、既に引退。
でもその割に日本で話題になることが多い。
中野さん、永井さんらと親交があり、その人柄が広く知られているせいでもある。

彼のロバ伝説は有名な話だが、それ以外にもいろいろ話題を読んだ。


たとえば、今から10年前、2005年3月5日のロードレースニュース、トクダネには、こんなことを書いた。
(そして現在、予測した通りの人生を送っているようだ。)
その時書いた記事がこちら:


2005年ニュースから:

◆ 2005年3月4日のNews: 山奥で孤立。レース欠場となった選手

今年(2005年)のヨーロッパ、どうやら大荒れの天気が続いいているようだ。
この悪天候、遂にロードレースにも影響を与え始めた。
レースが中止になったのではない。
会場に辿りつけない選手が出てきたのだ。


翌日にミラノ~トリノのレースを備え、ひとりの選手がレース参戦を果たすことができなくなった。
イタリアの自宅からレース地のミラノに向かうハズだったが、大雪で道が寸断されてしまった。

彼の名はマルツィオ・ブルセギン。
イタリア在住なのに、ミラノに行けない・・・ほどの山奥に住んでいる。

(メカニック)永井さんのお店で聞いた話によると、彼は、都会より自然が大好き。
イタリア人選手の中でもとりわけ山奥に住んでいる。家の庭にはロバをたくさん飼っていて、
将来は農場経営をしたいと思っている




さらに、来日時にもいくつか語録を残している。(つづく)


写真はファッサ時代のブルセギン。アルプデュエズのTTにて。

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2015.09.03 Thu | Road Races| 0 track backs,
ニュージーランドの国旗変更の可能性、NZチャンピオンジャージはどう変わる?
ニュージーランドの国旗変更可能性のニュースを生田さんのつぶやきで知る。
以下4案+現行の国旗の中から国民投票で年内中に決まるそうだ。
(追記変更: 現行の国旗も選択肢のひとつだということだ。)

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Copyright@http://www.sankei.com/



ロードファンとしては、上記の第1案に親近感を覚えるのでは?


そう、ニュージーランドのロードチャンピオンジャージは、第1案に近いものがこれまで多かった。
マリオ族のシンボルである黒、或いはそれにやはりマリオ族ゆかりのシダの模様を追加し、あしらったものだ。

NZチャンピオンジャージといえば、渋さとあいまって、ジュリアン・ディーンの姿が印象的。

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Copyright@http://www.cyclingstars.dk/


上記第1案そのものだ。

オーストラリアはトラックやロードの世界選手権では黄色x緑のウエアを使用することが多いのに、
なぜかロードの国内選手権ではマオリ族(*)タイプのものが主流だ。


新デザインは、英連邦の証である★柄に固執したものになるのか、英連邦からの一切の離脱を旗で象徴するのか、
注目される中、決定方法が国民投票というのはどこかほっとする。
東京五輪のロゴも、透明性の高い方法で選んでほしいものだ。



p.s. チャンピオンジャージを着たディーンの写真があったはず、と思って自分の写真を探したが、
残念、全体は写っていなかった。


P1370366.jpg

P1340112.jpg


(*)この部分、当初誤記があり修正。失礼しました。ご指摘深謝。



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● Updated : トラブル中の選手たち
2015.09.02 Wed | Road Races| 0 track backs,
サドルの上の哲学者、ギヨーム・マルタン
U-23のツールといわれるツール・ド・ラヴニールで区間優勝をし、総合10位となったフランス人のギヨーム・マルタン。


大学で哲学を勉強したといい、専門はニーチェ。
そのせいか、レースの分析の仕方が独特だそう。(CN)


サドルの上の哲学者と言う点で、引退したペドロ・オリリョ(スペイン)を彷彿させる。
オリリョの場合は、自転車選手を続けるために哲学の勉強を中断せざるを得なかったが、
常に数冊の哲学書をレースに携行していた。

マルタンも、いつも本を携えて移動するタイプらしい。
とはいってもレース中は軽い読み物を好み、今回持参したのはエドガー・アラン・ポー。


そんな彼のフィロソフィカルなコメント:
「僕の身体は肉体だけでできているわけでもなく、脳だけでできているわけでもない。
だから、肉体で考えるのだ。」


今回の活躍で、スカウトマンたちの目を引いている。
来季、どこのチームで走ることになるのだろう。



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● アーカイブニュースを眺めつつ、本日のビックリ ==> 陽性判定に際し、これまで様々な選手の言い訳を聞いてきたけど、2001年6月のあの選手の言い訳もなかなか秀逸だ。薬物所持が見つかって会見を開き:「持っていただけで使っていない、持っていると安心感があったから」、ということで禁止薬物は”お守り”だったそうです。(2001.06.16)Mas.ciclismo特ダネアーカイブ 
2015.09.01 Tue | Road Races| 0 track backs,
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