マイケル・マシューズ やんちゃだった頃
TOJなどで活躍して、日本では以前からおなじみだったマイケル・マシューズ。
写真は2010年。


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かつて彼がやんちゃだった話はくまたろうさんの話で知っていた。
キラキラ好みでBling呼ばれていたらしいけど、服は白がお好みなのかな。
マシューズ変遷がツイートされていた。

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お母さんおきれいで、女優さん風。
誰かに似ている。誰?
「アンヌとアントワーヌ」に出ていた仏女優エルザ・ジルベルスタインあたりかな。

2017.07.24 Mon | Road Races| 0 track backs,
今昔 ローラン・ブロシャール
ロードレース、ことツールは、過去のレースの参照が
頻繁にに行われる。

ツール中継の前に過去の名場面をさしはさんだり
報道でもかつての名選手との比較を行ったり。


こういうのはスポーツにおいては当たり前のようではあるけれど、
夫によると、クロスカントリースキーに比べて
その差は歴然だという。

クロカンの場合は、タイムの歴代記録がない。
xxxxのコースレコードは、、という取り上げ方は一切ない。

雪のコンディションが毎回異なり、
同じコースを作ることはできないので、
xx峠の登坂記録、最高タイム、平均時速比較などは行わない。


過去の闘いと現在を比較することはできず、
時間の記録ではなく、勝率のみでの記録になる。


つくづくツールの歴史重み、厚みはすごいと思う。

急にこんなことを考えたのにはわけがある。
タイムラインに突然ローラン・ブロシャールが登場した。

アルカンシェルを着用した写真も出ていた。

ああ、そうだ。
私がリアルタイムで(メディアを通じて)目にしたアルカンシェルが
この人だった。
そして、カメンツィン、フレイレと続く。

歴史はどんどん積みあがるなぁ・・・
世界選はまだワンデイだけど、ツールなんて3週間。
濃い中味が記録されては後年再び参照されていく。


ところでブロシャール、かつての長髪は短髪に。
渋さに磨きがかかった。


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2017.07.21 Fri | Road Races| 0 track backs,
プリモシュ・ログリッチェのジャンパー時代
■ ジャンパーはスピードマン、クロスカントリースキーならクライマー


ツール表彰台で愛嬌のあるテレマークを決めた
ロットNLユンボのログリッチェ(ログリッチ)。

以前UK Cycle Sportにスキージャンパー時代の写真が載っていた。

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スキーフライングでは183mのパーソナルベストを持つというログリッチェ。
記録を出したのは、2011年。
その2年後、23歳の時にはAdria Mobilの選手としてロードに転向している。
ロットユンボの選手になったのは2016年から。
そしてさっそくジロTTで優勝。

今年のロマンディ一周ではリッチー・ポート、サイモン・イエーツに次いで総合3位だった。


ちなみにー
1)クロスカントリースキーをやっている夫いわく、
ジャンパー出身ならスピードマン、クロカン出身ならクライマー
という構図が多いらしい。
けれど昨日ログリッチェが優勝したのは山岳区間。
ってことは、複合もやっていたか?


2)上述のスキーフライングで183mを出したのは
ドイツ、オーベルストドルフのハイニ・クロップファー・スキージャンプ競技場。

船木和喜さんが1998年に
W杯のスキーフライング世界選手権で金メダルを獲得した場所のようだ。



2017.07.20 Thu | Road Races| 0 track backs,
ブエルタ:ポディウムガール廃止の動きに同調
■ ミケル・ランダ:「ポディウムガールは、まるで女性を道具と見なしている」


昨今ポディウムガールに対する批判が強まる中、
今年、ダウンアンダーでは廃止を決定。
ジュニア選手を起用した。

今年のポディウム風景:
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イタリア人選手のポディウムガール批判は耳にしたことがないけれど、
マッチョの国スペインでは、ポディウムガールを女性差別ととらえ、
批判する声がちらほら聞かれていた。


とくに声高に批判の声を挙げたのは、スカイのミケル・ランダ。
ダウンアンダーでの改革にもろ手を挙げて賛成を唱えた:

「大賛成だ。 表彰台上の女性の存在には反対だった。 
まるで事物(Objeto)のような扱いではないか。 廃止してこそ健全になる」、と。


そんな中、ブエルタでも、再見直しが行われている。

性急な全面廃止は難しそうだが、
開幕日には正装の男女といった違う観点のセレモニーを検討中。


とはいえ、こうした流れと対局なのはイタリア。
イタリアで開催された世界選は、開場設置が間に合わず、
ところどころ、木材を渡して通路を確保するといった
突貫工事ぶりを見せていた。

けれど、セレモニー用衣装だけはばっちり:

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ドイツ・シュトゥットガルトの世界選と比べて、
ポディウムガールへの執着ぶりは、明らか。

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パヴェル・トンコフ、スチュアート・オグレイディ、アンヘル・カセロ、
ジョージ・ヒンカピー、コーエン・デコールトなどなどポディウムガールが妻
という選手は多い。

オグレイディやデコールトの場合は、”ツアー・ダウンアンダー”の元ポディウムガールだ。

こうした昨今の動向を惜しむ声も、一方でありそうではある。
(特にイタリアを中心に?)


http://www.cyclingnews.com/news/tastefully-dressed-men-and-women-to-replace-podium-girls-at-vuelta-a-espana/


2017.07.19 Wed | Road Races| 0 track backs,
チームスカイのブレイスフォード、CNの記者にキレる
記者対応についてとかく言われることが多いチームスカイ、
及び総帥のブレイスフォード。

ついに今回のツールの休養日に、CN(Cyclingnews)の記者を


これまでの記事内容が問題視されたとされているけれど、
ツール前にCNがブレイスフォードに対する個人攻撃にも近い長編記事を出したことが、
直接の火種になったのかもしれない。

6月末に出たCNの当該記事を読んだけれど、
なるほどこれか、という感想。
悪意を発動したときの朝●新聞、だった。


ブレイスフォードのCNに対する怒り・対応は、
先の今●復興大臣のまじギレ質疑応答を彷彿とさせる。
あれでは悪循環だ。


特にブラッドリー・ウィギンスの薬物報道やチームの関与が取りざたされ、
本国の公聴会にも召喚された一件以来、ブレイスフォードの信用はがた落ち。

本件に関する説明責任をまったく果たしていないこともあり、
記者の不信を買った結果が、あのCNの記事につながったのだろう。


監督の話ではないものの、母国のメディアと蜜月関係を築き上げていた選手を知っている。
記者の人達はもう当該選手を目の中に入れても痛くないほどかわいがり、
あの雰囲気では否定的なことなど書きにくそう、、、とまで思えるほど。
みんなが知り合いで、少なくとも報道の切り口は、一方的な悪意には
絶対なり得ないだろうな、と思われた。

やはり「北風と太陽」では、太陽の方が分があるものだ。
(ただし、その選手が世界的な存在になってしまうと、各国メディアが押し寄せると、
そうしたコントロールも少し難しくはなるのだろうけど。)


ちなみにCNの記事を書いた本人バリー・ライアンはもちろん怒っている。
本人いわく、
「こんなのは(不当な扱いは)ほかに2009年にベルギーのメディア、スポルツァを
ブルイネ―ル監督がシャットアウトした1件しか類を見ない!」


2017.07.18 Tue | Road Races| 0 track backs,
アンヘル・ビシオソが交通事故
またもや車が自転車選手たちを轢く事故。
またもやスペイン。

今度はアンヘル・ビシオソやトライアスロンのヘスス・ゴマールらが犠牲になった。
ビシオソのツイートによると、一番重傷だったゴマールも命に別状はない模様。
写真はゴマールの様子と思われる。
ビシオソはツイッターの中で、免許はく奪にすべき、と訴えている。

2017.07.17 Mon | Road Races| 0 track backs,
ツール観戦で驚いたこと
ツール観戦をしてまだ間もないころ、驚いたことがある。

・毎ステージ、レース前に体の不自由な子供たちを壇上に上がらせて、エース格の選手と触れ合う機会を作っていた。

・TTのコース上に、あらかじめ車いす専用のスペースや、からだの不自由な人たち専用のスペースを広々と配置していた。周囲はぎゅうぎゅうでも、そこだけはゆったり。とかく危険な沿道だけど、いかにも安全地帯になっていて、さすがだなぁと。

・点字でツールのガイド本を作っている人たちを毎年労い方々ツールに招待したり、

・ツールのケータリングなどを受け持つ会社の人達に対し、3週間のうち1日だけ交代でオフの日を設け、招待者用のパスを支給する。裏方の人達にも、その日だけは接待される側に回ってツールを楽しんでもらう企画。


感謝の気持ちと配慮がそこかしこに滲んでいて、
これもツールの一側面なのだなぁと思った。
2017.07.17 Mon | Road Races| 0 track backs,
ロードレースニュースアーカイブを更新
1999年以降のロードレースニュースを移行する作業をぼちぼち再開。
2002年4月初旬のニュースをいくつか追加しました。
中でも驚いた点は:

・エースのキルシプーの交通事故によりAG2Rはチームごとツール・デ・フランデルへの参戦を断念。
(当時はワールドツアー制度などなく、ビッグレースでもチームの出場は任意だった。
今見ると、違和感ありだけど、当時はそれが普通だった。オンセはジロをパスしていたし)

・ランスがCyclingnewsへのインタビューに応じ、レースやトレーニングに向かう姿勢を吐露。
(その後、王者から引きずり降ろされたわけだけど、自転車へのストイックな態度はやはり一流のような気もして、薬なしでどんな戦いぶりをしたのか見てみたかった。)

・テレコムとUSP、双方のメカニックを経験した人によるランスvsウルリッヒ、その前編。
(ウルリッヒは一年中プロというわけではなかった、の言葉に納得。)

2017.07.17 Mon | Road Races| 0 track backs,
リゴベルト・ウラン ゲリラの銃弾に倒れた父が教えてくれた自転車
ツール第16ステージでは、リゴベルト・ウランが
フォトフィニッシュで勝敗紙一重の闘いを制しましたね。


2016年版のチクリッシモ選手名鑑のウラン紹介文には、
父を亡くした後の頑張り屋の様子を書きましたが、
(父の死後3つの目標を立てた:
家族を養う、学業にいそしむ、自転車で地の果てまで走りぬく)
当時の彼は、本当に頑張り屋だったそうです。

学校の関係者が近年証言しているところによると、
支えてくれた人たちに報いるため、
学業に励み、好成績を挙げていて周囲も感心していた、とのことでした。
(名鑑にもちょこっと書きたかったくだりなのですが、紙面の都合上割愛。)


ちなみに、父が銃弾に倒れた時の様子は、
2009年度の選手名鑑に書いてあります:

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2016年版選手名鑑:

2017.07.11 Tue | Road Races| 0 track backs,
フランス2のニュースで、ツールに出る選手の秘密を特集
フランスのTVチャンネルフランス2のニュース番組で、
ツールの選手のすごさ・秘密を特集。

3540㎞、ペダルの回転数400,000回、23の峠、70㎞/h、下りでは110km/h
なんでそんなにツールに出る選手は強いのか?・・といった出だし。

フルームの身長186㎝、体重69㎏に触れたあと、
テストケースとしてクローズアップされるのは、
ツールに出ている選手ではないが、インタープロサイクリングアカデミー所属の
フロリアン・ユドリ。

体脂肪は8%。安静時脈拍37。
VO2Maxは89ml/kgで、この数値はホビーレーサーの倍近くに及ぶ、と。

ランスも登場し、EPOを摂取するとさらに耐久力が増す、という解説も。
最後は、食事でエネルギー補給する話。
1日に5回食事をし、チーム フォルテュネオでは、レース終了後は2度ディナーを食べる。
まずはすぐにバスの中で。

最後のシーンに出てくるのは、マキシム・ブエ(フォルテュネオ)だ。
バスの中で、ライス+ハムを食べていた。


 



2017.07.09 Sun | Road Races| 0 track backs,
Cono Surのワイン
まるでツール・ド・フランスの時期に合わせるかのように
大々的な広告が登場した六本木駅。


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さらに銀座駅には背景が異なる別バージョンx2も。

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左側の広告には
Why the bicyble?の文字

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右側は、Which bicycle is your favorite?
どのバイクがお好み?
聞いているものの、バイクは1種類。
逆にワインは11種。
実質的に、どのワインがお好み?という質問。

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六本木バージョンは鳥と花畑。
なかなか華やか。

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アップ。
チリ産のオーガニックワイン。

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このワインのことを教えて頂いたのは、もうずいぶん前の事。
衰えぬ人気が喜ばしい。
いや、あの頃よりもむしろ人気は増している。

地下鉄駅にこんな大々的な広告を打つにまでメジャーになった。

2017.07.09 Sun | Road Races| 0 track backs,
二世はばたく、マニュス・バックステットの娘さん
マニュス・バックステットの娘。将来が楽しみ。 

今ファミリーは英国に住んでいて、 
先にトラック国内選手権U-14カテゴリーのオムニアムで優勝し、 
このほどナショナルチャンピオンジャージを披露している。 
彼女の姉もサイクリスト。
 


そういえばフランク・ヴァンデンブルックの娘も何かの大会で優勝してたけど、 
その後どうなっただろう。
2017.07.06 Thu | Road Races| 0 track backs,
故意かどうかまで掘り下げたら
マーク・レンショーの頭突き一発退場も、
彼にとってはトラック競技で慣れた行為で
故意ではなかったんだよね。

まあ執拗に見えたし、ここはロードレースだし。
審判は、故意かどうかまでは掘り下げてくれない。

レンショーの場合は、それによる落車はなし、ケガ人ゼロだったけど
それでも一発でツール失格。


まあ過去最低だった裁定は(!)2005年のヘント~ウェヴェルヘムかなぁ。
露骨であからさまでバレバレで卑怯な魔法の絨毯に乗ったニコ・マッタン。
審判が失格措置を下さず優勝しちゃった

2位のアントニオ・フレチャはらわた煮えくり返りつつも
最終的に大人の対応だった。
2017.07.06 Thu | Road Races| 0 track backs,
ペテル・サガンツール失格の件
昨夜のツール。
寝る前の落車で心臓に悪かった。
バリア側に押し込まれたカヴェンディッシュに
肘鉄をお見舞いしたサガン。
カヴは骨折でツールリタイア。

サガンは危険な落車を誘発したとして失格処分になった。

昨夜、危惧したことがある。
通常あの肘鉄なら一発退場のところだけど、
マイヨ・ヴェール6度連続の期待がかかる相手だし
世界王者なので忖度があるのでは、と。

肘鉄事件はこれまでも時折発生し、
往々にして失格処分が科されてきた。
今回、カヴの進路の非をあげつらう声もあるけれど、
これまでの前例を考えると、
相手をリタイアに追い込むほどの肘鉄動作で、失格なしはなかろうと思っていた。


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スプリントはとっさの判断なので、
落車誘発とか進路妨害は日常茶飯事。
肘鉄には、きっとすべてそれぞれの理由がある。
みんなそれぞれ危険を回避するために肘鉄をしてきたはずだ。
でも肘鉄は肘鉄として処理されてきた。


サガンだから、と突如いろいろ斟酌や忖度の声が出てくるのは、
コンタドールvsフユを思い出してしまう。

以前シャックの中国人選手リー・フユがクレンブテロールで陽性になったとき、
なんの弁護もなくスルーされメジャーレース界から姿を消すことになった。

「この年でそんな違反をしたら自分のキャリアが終わるのは目に見えている。
そんなバカなことはしない」と言っていたのに。
さらに、中国では豚肉のクレンブテロール汚染が蔓延していたというのに。

一方でコンタドールが同様になったら、突如みんなが
中国の肉を食べたからだ、といっせいに弁護し始めた。


今回の場合も同じ。
過去の肘鉄で、ここまで綿密な分析は起こらなかった。
他の失格者たちだって、それぞれ理由があっての肘鉄だったはず。
でもそんな理由は問われなかった。


昨今のサガンは天下を睥睨するような立場だった。
世界の頂点に上り詰め、周囲からちやほやされる今だからこそ、
常に謙虚さは必要かと思う。
インドゥラインほど低姿勢になれ、とは言わないまでも。

肩で風を切ってばかりいるさなか、ちょっと立ち止まることが
あってもいい。
ある意味いい機会だと思う。

2017.07.05 Wed | Road Races| 0 track backs,
ダリオ・カタルドの芸術的なたとえ話
これまで余暇に秀逸な人物画を描いてファンを驚かせてきた
プロトンの画伯ダリオ・カタルドが、
FBに芸術をからめた投稿をしている。

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落車を海難場面になぞらえているのだけど、
彼が引用した絵画は、知る人ぞ知る、歴史的名作だ。


描いたのはフランスロマン主義派テオドール・ジュリコー。
タイトルは「メデューズ号の筏」。
ルーブル美術館に所蔵されている。

数年前に同美術館を訪れた時、
しっかり見ておくべき絵としてチェックしておいた。
(これまで何度か行っているのに、このブランス絵画のコーナーは
結構飛ばすことが多かったのだ。)

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同じ画題、作者による下絵も同時に展示されていた。

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実際この絵を見た私でも、
落車場面をここまで凄惨な絵画と比較する発想はなかった。

落車の恐ろしさを肌で感じている選手ならではのことなのか、
或いは彼の美的センスがなせる技ゆえなのか。
2017.07.04 Tue | Road Races| 0 track backs,
ツール真っ只中、エステバン・チャベスに届いた訃報
チクリッシモの選手名鑑に記した通り、
エステバン・チャベスは若くして、
青少年サイクリスト育成チーム運営に資するため、
財団を設立している。

その財団の協力者であり、整体師として
チャベスも世話になっているディアナ・カサスさんが
レクリエーションライドでバイクコントロールを失い、
命を落としたとのこと。

チャベスの父は丁度彼女と並走していて、
事故を目の当たりにしたそうだ。

本ニュースはCyclingtips(URL以下)の
「ESTEBAN CHAVES HIT BY TRAGIC NEWS FROM COLOMBIA」
というタイトルの部分に出ている。
2017.07.04 Tue | Road Races| 0 track backs,
ゲラント・トーマスとクリス・フルーム 2人のバーロワールド時代
2007年、21歳のゲラント・トーマス。
プロコンチネンタル格のバーロワールドから
ワイルドカードでツールに初出場したときのもの。

スカイに移籍するのは2010年のこと。

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トーマスというファーストネームみたいなファミリーネームが奇異で、
名前の確認をさせてもらった。
お肌のキメが細かく、つやつやで、プロトンの中でもその若さが目を引いた。

髪の毛は短めにきちんと借りそろえられていたので、
実は天然パーマだったとは、思いもよらなかった。

この年は、総合140位でフィニッシュ。


2008年、クリス・フルーム。
この年バーロワールドに移籍し、トーマスとチームメイトになった。
トーマスより1年遅れて23歳でツールに初出場。

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南アフリカから応援に駆けつけていたコーチ、ロビーの件で、
少し言葉を交わした。

ロビーは、弟子がツールに出ただけでもう嬉しくて、
誇らしく南アフリカの国旗を掲げていた。

フルームは当時ケニア人だったけど、南アの地で
トレーニング指導を受けていたので、
「まあクリスは南アフリカ人のようなもんだよ」とはロビーの弁。

まさか出場どころかその後、頂点を極めるにまでなるなんて、
想像だにしなかったことだろう。


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そのフルーム、この年は総合83位でフィニッシュ。


クリス・フルームはその後、ツールで3度のタイトル獲得、
トーマスはこのほど人生初のマイヨ・ジョーヌを着用。

バーロワールドというと、モイセス・ドゥエニャスの
ツール出場中陽性判定事件があって、汚点がついたけれど、
今考えると、スティーヴ・カミングスも所属していたし、
もっと注目すべきチームだったかもしれない。
2017.07.03 Mon | Road Races| 0 track backs,
雨のタイムトライアル その2
2017年ツール開幕のTTはあいにくの雨。

2003年、100年記念のツール最終日前日を思い出す。

フロイド・ランディス:
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雨降りしきる中、顔をしかめる選手たち。
この時の雨は半端ではなかった。


ヴィアチェスラフ・エキモフ
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USPの選手たちを次々カメラに収めたものの、
肝心のランスの写真は1枚もない。
スタート前、コースを偵察に来た時の写真がかろうじてあるだけ。

雨にさらしていたせいで、やがてカメラは2台とも壊れ、
終盤スタートの選手たちを写真に収めることはできなかった。


ただ、その後TVに映ったランスvsウルリッヒの写真はある。
雨のTTを見た後一人先に帰国したツーレが、
機内で撮影した。
飛行機に搭乗したら、カメラが再起動し始めたという。

2人の闘いは並列で報じられていた。


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ウルリッヒ、クラッシュのシーンも。

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大事には至らなかったものの、
僅差を逆転して優勝、というシナリオは潰えた。
僅か1分程度の差で、総合優勝はランスの手に。
その後、汚れた優勝と判定され、タイトルははく奪されるわけだが。

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ボーヘルト:
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サンディオ
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ブルセギン
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翌日、ひとり最終日を見物した私。
相変わらずカメラは壊れたまま。

100年記念で目の前にいるインドゥラインやデルガドを
目に焼き付けるしかなかった。

カメラが動き出したのは帰国した翌日のことだった。
2017.07.02 Sun | Road Races| 0 track backs,
雨のタイムトライアル:バルベルデは膝蓋&距骨骨折
ブエルタでは表彰台経験もあるのにどうもツールではツキがなく相性が悪く、
つまらない場面でケガをして途中棄権してしまう・・・
そんな印象があったアレハンドロ・バルベルデ。

でもそれは初回と2回目のことで、その後10年間は、
7回出場中、一度もリタイアはなかった。
まさか再び思いもよらぬリタイアに追い込まれるとは。
しかも初日に。


待ちに待ったツールは、雨のタイムトライアルで幕を開けた。
マーク・カヴェンディッシュが朝から「嫌だな」とつぶやいていたとおり、
オープニングにしては波乱が多すぎた。

魔のコーナーでクラッシュしたのはバルベルデのほかに、ヨン・イサギレ、
トニー・ガロパン、ジョージ・ベネット、ニコラ・ロッシュ、ディラン・フルーネウェーヘン。

うち、バルベルデとイサギレのスペインコンビはリタイアに。
前者は、スリップして落車した瞬間より、
バリアに激突したときの衝撃がすごかった。

心配そうなウンスエGMの表情が何とも言えない。
すぐさまデュッセルドルフの大学病院へ搬送。
膝蓋&距骨骨折と診断された。

距骨の図解は、例えばこちらのサイトなど:

イサギレは腰部骨折・挫傷、それに伴い椎骨への影響が心配され、
手術が必要と考えられる様子。

バルベルデとイサギレは、つい立てで仕切られてはいるものの
隣り合わせのベッドで一夜を明かした。


強力な助っ人を失ったナイロ・キンタナは
平常心をアピールしているけれど、
幹部たちはショックを隠せない。


本件AS Diarioに詳細:
2017.07.02 Sun | Road Races| 0 track backs,
ミケーレ・スカルポーニ 初出場のツールで
とある写真を探すためにツール観戦時のフォルダーをのぞいていたら、
ある1枚に目が釘付けになった。
本年ジロ直前に、トレーニング中の事故で亡くなったミケーレ・スカルポーニの笑顔の写真だ。


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まだ若い。24歳か。
当時は金髪に染めていた。

そしてこの年のツール(2004)が、彼にとって初ツールだった。

しかしその後ツールとは縁がなく、
2度目の出場は8年後。2012年のことだ。

個人的に、ドミナ・ヴァカンツェの選手には余り馴染みがなかったけれど、
写真を撮った際、とりあえず彼がスカルポーニであることは認識していた。

3週間の間、目立った活躍はなかった。
でもこの日は笑顔。
それもそのはず最終日のスタート前なのだ。

完走できたことにほっとした様子で、
この後もずっと笑顔を絶やすことはなかった。

スカルポーニの訃報の折り、
思い出したのは、直近の様子ばかりだったけど、
いま改めて、ああこんな時代もあったなぁ、と
懐かしく偲んだ。


さて、いよいよツールが開幕する。
総合争いに期待すると同時に、
選手みんなの無事を祈りつつ!


2017.07.01 Sat | Road Races| 0 track backs,
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