西薗良太選手引退の報道に接して 高校時代の所信声明を再掲
ブリヂストンアンカーの西薗良太選手が、2017年を最後に引退するという。
(アンカーニュースのURLは下方)


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(2009年全日本選手権@広島)


東大出のライダーとして脚光を浴びつつ、チームを渡り歩き、時に活動から遠ざかったりしながらも、特に全日本TTで輝いた西薗選手。

お疲れ様でした。

思い返せば西薗選手(当時は西薗君)との最初のコンタクトはまだ彼が高校生のころ。

受験勉強中の西薗君が本サイト(当時はブログ機能のない見かけがブログっぽいHP)宛てに送ってくれたメッセージを久々に再掲しつつ、13年の月日をかみしめることにする。

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2004年12月31日付け西薗良太君からのメッセージ:


ここ数年いつも見させてもらっている鹿児島の高校生です。僕はロード乗りで
毎日最新の自転車話やNacoさんの日常を楽しく読ませてもらっています。

今日のダイアリーになんだかジーンとくるものがありました。

僕は来年受験生ですが、楽しく自転車に乗りながら社会をよく考える大人を目指して頑張っていきます。

一人の大人の人の本音の考えを知ることができるのは非常にプラスです。がんばってください。
よいお年を。

西薗良太

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上記で「今日のダイアリー」として触れられているエントリーは以下(こっ恥ずかしいちょっと青臭い内容だけど)


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★ 2004.12.31 (Fri)  みなさんにとって、2005年がいい年でありますように 

30日から実家に帰っている。一緒におせち料理を作り、タッパーに詰めて大晦日の夜、年越しそばを食べた後、家に持ち帰る予定。新年というのは面白い。単に12月31日の次の日なんだけど、なんか31日でいったん区切れて、新しく始められる気がする。31日の翌日、という感覚じゃなく、ちょっとリセットができる感じ。

もちろん、気のせいなんだけど、学校を卒業して新学期という恰好の機会がなくなった今、こうした年1度の心機一転の機会は大事にしたい。

この1年、いろいろな方からお便りを頂いた。オチョア兄弟事故の記事を連投したときには、自転車に乗っていたときの事故がもとで、オチョアを彷彿とさせるような大怪我を負った人からのメールもあった。メールを通じて悲喜こもごも、様々な話を耳にした。多くの人が明るい表向きの顔とは別に、様々な裏の顔をもっている。営業成績抜群、でも上司とうまくいかず、下っぱからは突き上げを食らっているサラリーマン、、とか。

かくいう私も、仕事面では、今までで一番辛い時期だったかもしれない。英国側の人員が一部変わったこともあり、先方に委託した試験が波乱万丈だった。そんなのが延々続き、今日の今日まで結果待ちだったものもある。これから夜、家に戻ってからお客さんにメールを一本打たなくてはいけない。年明け早々、問題に発展する可能性もある。

そして、自分自身の悩みだけでなく、天変地異、凶悪犯罪、犯罪の若年化、など、暗いニュースも山積みあった。単に他人事とは言えず、怒り・悲しみを感じることも。そんな中、こうして自転車レースを追いかけることは、私にとっては現実でありながら、一種仮想の世界のようでもあり、いい気分転換になる。趣味を追いかけている時、心がなごむことも多々あって、娯楽に救われることってあるんだなぁ、と。

このDiaryを見に来てくれる人の中には、自転車に興味がないけど、このページ(Diary)だけ覗いてみる、という人もいる(例えば同級生とかなわけだけど)。そうした人たちにとって、私にとっての自転車レース観戦みたいな趣味とか娯楽とかがあるのだろうと思う。新しい年も決して楽で平坦ではないかもしれないけど、そうした趣味・娯楽が清涼剤となり、力強く毎日サバイバルできるといいなぁと思います。

今年一年お世話になりました。どうぞおいお年をお迎え下さい。


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西薗選手、”楽しく自転車に乗りながら社会をよく考える大人”というかつての目標はきっとこれからもきっと目標であり続けるのでは?などと思っています。

新天地でのご多幸をお祈りしています。

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(アンカーニュースへJUMP)。
   
2017.10.18 Wed | Road Races| 0 track backs,
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