カザフスタン大使館とアスタナジャージの朝練
神谷町駅から麻布台へ。
時間調節を兼ねて、ちょっとした散歩に繰り出した。

抜け道の途中で次々現れる石段や坂道に辟易しつつ、
迫りくる雨雲にドキドキしながら、あてどなく歩く。
立ち寄った神社では、剣道のけいこ(のためのナマ着替え)にも遭遇した。

大通りへと続く道の途中、
とあるビルの前でふと足が止まった。

無風状態で玄関先の旗は丸まっていたけれど、確信した。
カザフスタン大使館に違いない、と。


写真 1 (60)


ゆっくりと近づいてみる。
予想は当たった。
プレートには「在日カザフスタン共和国大使館」の文字。

ああ、移転したんだ。
感慨深かった。

写真 3 (36)


2008年1月、カザフスタン大使館はまだ目黒区学芸大付近に存在していた。

忘れもしない。
あの日、アスタナジャージで朝練をした友人サイクリストと落ちあい、彼らの姿を写真に収めた。
(そしてロードレースニュース”トクダネ”ページにエントリーした。)

astana2.jpg


あのときのトクダネニュースを読み返してみる。

本日の東京の日の出時刻は6時49分。
日の出後まだ1時間も経たない朝のカザフスタン大使館前。
太陽はなりを潜め、空はすっぽりと曇に覆われている。
時折ほどよい風が吹いて、大使館の入り口にある国旗がいいあんばいになびいている。

旗のはためき具合を見極め、写真撮影のポイントを決定する。
ほどなく、ピンと張り詰めた朝の冷気を頬に受けながら、奴らはやってきた。
水色に黄金色の太陽が映えるアスタナジャージを身にまとい、レッグウォーマーで防寒対策はバッチリだ。




あの日、彼らがカザフスタン大使館まで朝練に行ったのにはワケがある。


左の彼は、当時打ちひしがれていた。
大ファンだたヴィノクロフが血液ドーピングで引退に追い込まれた。

せっかく買ったアスタナジャージがお蔵入りの危機にさらされる中、
気のいい相棒サイクリスト、ブラクモロフ氏がこうもちかけた。

「ボクもアスタナジャージを持っている。
2人でヴィノクロフを忘れないためにも、チームアスタナ(Jr.)をつくろうじゃないか」


かくしてカザフ大使館詣での朝練が決行されたのだった。

astana5.jpg



ブラクモロフ氏が突然の病に倒れ帰らぬ人となったのは、その年の11月のこと。
時が経つのは早い。


ブラクモロフさん、今日はいくつか報告したいことがあります。

・ 2011年11月に大使館は目黒区から麻布台に移転したみたいですヨ。

・ ああ、それから、目と鼻の先にはロシア大使館があって、結構ものものしい雰囲気。
  写真を撮ったら連行されそうで、控えておきましたけれど・・・

・ 2008年のとき、2人が大使館前に到着したとたん風が止んで、旗がなびくまで、結構待ちましたよね。

・ 今日も風がぜんぜんなくて、旗の中心部分の金色の太陽は見えず。
  私はあきらめたのですけど、ツーレがどうやらずいぶん粘ったみたい。
  私がロシア大使館に気を取られている間、ちょっとマシなカザフの国旗撮影に成功したようです。


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2015.06.07 Sun | Road Races| 0 track backs,
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