ケガと闘うテイラー・フィニーが目指す才能豊かな母の生き方
オリンピックで金メダルを獲得した一流のサイクリストは、
絵筆を握らせても一流だった。

イタリアを自転車で駆け巡った時の記憶を白い画用紙にのせたら、
こんな素敵な一枚が仕上がった。

BMCのテイラー・フィニーの母コニーさんが描いた作品だ。
このコニーさん、1984年の五輪の金メダリストなのだ。


phinney-painting450.jpg


* * *

1年前、USAチャンピオンシップ・ロードで大ケガを負ったテイラー・フィニーがまだ復帰できない。
以前の記事によると、今年の夏の終わりまでには・・・といった、決して楽観視できない状況のよう。

そんな彼の直近のインタビューを読んでいたら、母の姿をはげみに頑張っている様子が浮かんだ。


「彼女(母・コニー・カーペンター・フィニー)は1984年の五輪(ロス五輪自転車競技)で金メダルを獲得し、
翌日にはきっぱり辞めて、学業に戻った。彼女は様々なことに打ち込めるタイプなんだ。
彼女はアーティストでもある。ボクは母から絵を教わった。
自分の成し遂げたいことを実際成し遂げられたら、たとえ予定より早く引退することになっても、
シリアスなことではなくなる。」


テイラーのケガは、引退が脳裏をかすめるほど深刻な様相を呈しているけれど、
人生自転車だけでない、という態度を身をもって示した母の存在は大きいようだ。

一方、同じく元サイクリストの父デイヴィスは、LA五輪TTTで銅メダル。
ロードで5位。
セブンイレブンチームの選手として出場したツールで2勝。

現在パーキンソン病と闘いつつも、快活な姿を見せている。

妻とのトークセッション ⇒ Photo
他の写真(中央がデイヴィス) ⇒ Photo (若々しくてハンサム)


トラックで10代の頃から頭角を現し、誉れ高かったテイラーに
こんな過酷な運命が待ち構えていたとは残念だ。
以前のレベルまで戻れるか疑問の日々が続く。

いや、たとえ、フルリカバリーしたとしても、以前とまったく同じというわけではないだろう。
ケガを経験し、人生との向き合い方も修正を余儀なくされ、
人間として、別のテイラーとして戻ってくるはずだ。
2015.06.13 Sat | Road Races| 0 track backs,
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