ヴォルガノフとシャラポワ
エドゥアルド・ヴォルガノフに続き、テニスの女王シャラポワまでが
禁止薬物メルドニウムで陽性判定を受けた。

今年から禁止薬物リスト入りになったばかりなので、
うっかりミスだった、とシャラポワ。
10年前から本薬物を摂取していたことを認めた上での発言だった。
家族に糖尿病がおり、治療目的だったという話。
(ただし、その後次々この薬を摂取していたロシア人アスリートが発覚し、
みんな糖尿病予防にそんなに熱心なの?という疑問も。)


最初会見を見たときには、いさぎよくて
自転車選手に見られる否定、否定攻めにはうんざりしていたから、この姿勢には好感がもてた。

けれど、スタジオゲスト解説者のコメントの中には、周到な演出による会見、という見方もあった。

演出だったとしても、ゲスの不倫疑惑で会見したタレントさんほどの作為は感じられず
(極端にコンサバな衣装と、おさげのようなこれまた古風な髪型で
地味さをアピールしようという意図が見え見えで逆効果的・マイナス印象だった)
好感度のある会見と思った。


けれど、一部で声が上がっている通り、
本当に知らずに摂取したのか?という疑問が少しある。

かつて薬物に手を染めたアシスト選手(マンサノ)の告白文を読んだことがある。
それによると、どんなに下っ端な選手でも、薬をやっている自覚がある限り、
発見を回避するためのあらゆる知識をもちあわせていた。

メルドニウムの場合、表向きは治療用とは言われつつも、
かつてはソビエト時代、軍隊で使用されたスタミナ増強剤だった
という背景を考えれば、特にロシア人ならドーピング効果のある薬として自覚があるはずで
禁止リスト入りした段階で気づかないという話は腑に落ちない。

ロシアでは、本薬は検査があっても検出されない、暫くはバレない、などという考えが
充満していたのでは?

バタバタとロシア人ばかりが(フィギュア、テニス、ロードレース、バイアスロン、、、)
この薬で引っかかるという事態。
みなが「リスト入りしたのを知りませんでした」、とか「治療薬でした」では納得がいかない。


薬物禁止リストも、不意に改変されたわけではない。
去年から目立つように規則改正が記されていたそうだ。

毎年リスト内容は微妙に変わるわけで、
それをきちんと確認する、
薬物検査を見くびることのない”潔白な”プロ選手なら当たり前のことと思われる。

2016.03.10 Thu | Road Races| 0 track backs,
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