間一髪の・・
近頃知人が送ってくれた話。
間一髪、難を逃れてよかったです。


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キャノンデールチームがコースの試走に行く、というので
後ろをついていきました。ついて行ったファンは自分の他は
1人2人くらい。
チームのメンバーは欠場が出たので4人。途中までは適当に
おしゃべりをしつつ、信号で止まっては追いついて、という
ことを繰り返していました。

ホテルからコースに向かうと、コースにほど近い右手に
学校がありますね。その付近での出来事です。

先頭を走っていたのは、アルベルト・ベッティオール。
僕たちの前には小型のミニバンが走っていたのですが、
突然急ブレーキ!

「おい、まじかよ」と思う間もなく、ベッティオールも急ブレーキをかけ、
後輪が直径の高さ近くまで持ち上がるほど、バランスを
崩しました。その次の瞬間、「やばい!リアガラスに突っ込んで、
ガラス粉々になるんじゃ?!大怪我か?!」と、時間が止まる感覚がしました。

幸い、前転寸前で難を逃れたものの、すぐにミニバンは発進して
走り去ろうとしました。

「Wow,bull shit!」とか汚い言葉を思わず口にするのは
仕方ないにしろ、ベッティオールは「馬鹿野郎、ふざけるな!
おまえちょっと待て!」と言わんばかりの殺気だったオーラを
背中から大爆発させてゼロ発進のスプリントを決めてミニバンに
追いつき停車させました。

当然、猛抗議。チームのリーダー格のネイサン・ハースも
放っておく訳にいかないのか、それに合流し、「おまえ危ないだろ!
警察を呼ぶぞ!もしかすると牢屋行きだぞ!わかっているのか!」と
猛抗議。

しかし、ミニバンを運転していたおっさんは、「あんたら2列で
走っていたでしょ。法律違反だよ、法律違反」とか取り合わない。

ハースたちは日本語が喋れず、おっさんは英語が喋れないので、
意思疎通はできず(ここに軽いオチがあるわけですが(^o^;))、
ハースは手のひらを上に向けた両腕を広げて、「もう良いよ。
何言っても通じないのか」とあきらめ顔。

ちょっと心配したのは、頭にきて車を軽く蹴ったりするのは
後々、世間一般に広がる評判からするとマナー的にちょっとまずい、と
ハラハラしましたが、それは思いとどまった様子。

ミニバンが走り去り、コースに向かい始めたときにハースをなだめました。
「いや~、あんな急ブレーキは危ないよねぇ」
「そうだよね。突っ込んだら大怪我だよ。下手すると警察を
呼ぶことになるよ。あのドライバーは逮捕されちゃうぜ」
「ねぇ。怖いもんだ」とか。

まぁその日はもやもやした感覚は残ったのかもしれないですが、
少なくとも日本大好きなハースは「来年は移籍しちゃうけど、
ジャパンカップに呼んでよお~」と、インタビューを受けるたびに
要望を出していて、ファンにウケていたのは周知の通り。
2016.04.30 Sat | Road Races| 0 track backs,
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