1ヶ月半で4人のサイクリストが亡くなったスペインの国道332
■ 元選手カセロが訴えるあまりにひどいスペインの運転者事情
■ 国道332で1ヶ月半のうちに亡くなった4人の場合、運転手はすべて薬物使用者
■ 国道332の取り締まりの結果:184人の運転手が飲酒運転、84人が薬物使用者
■ カセロ「日曜日は自転車で出るのが怖い」


スペインの新聞エル・ムンドに引退したアンヘル・カセロが出ていて
目を引いた。
久しぶりだ。
現役時代からどちらかというと一匹狼的存在で、
引退後もチーム監督などの声はかからず、
彼のうわさを聞くことなどほとんどなかった。


98-99年にスペインチャンピオンになり、
(ブエルタにて)
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2001年にはブエルタで総合優勝。

しかし世界選手権選出担当アンテケラと折り合いが悪く、
ブエルタ優勝後の世界選にもノミネートされず、
TV番組でフラストレーションを吐き出す場面もあった。


2002年ジャパンカップでは来日も果たした。
その際は、コーストのメンバーとして。

奥さんのアナは、元ポディアムガール。
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そんなカセロが久々に登場していて、
一体どんな話題かと思いきや、彼が住むバレンシアの
余りにひどい交通事情の改善を陳情する内容だった。


驚いたことに、バレンシア近郊の国道332で
6月の1週間に取締りを行ったところ、
184人の運転手が飲酒運転、84人が薬物使用者だったという。

その国道332では、1ヶ月半未満の間に4人のサイクリストが亡くなっている。

中心部でも週末などは道路が混みあい、
元プロのカセロですら「日曜日は自転車で出かけたくない」
と言い切っている。

プロ時代数人でのトレーニング中、なぎ倒してもいい、というほどの勢いで
クルマに突っ込まれたこともある。
しかし死者が出ても、禁固刑を受けないケースも多々ある、と。


薬物使用者、飲酒運転者がこれだけの数字を示していても、
法律の規定は緩いまま。
カセロは早急な法整備を訴える。

日本でも危険運転致死傷の厳罰化の動きがあったけれど、
スペインの状況はそれどころではないようだ。


カセロはデルガドなど影響力のある元選手とともに
こうした状況の改善を試みているものの
一向に改善の兆しなし、なのだそうだ。


ツールにて。
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それにしても国道332で行われた取締りの結果に
愕然とした。
2017.06.28 Wed | Road Races| 0 track backs,
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