アルベルト・コンタドール引退 2003年以来のニュース総動員 その12
ブエルタも終わり、コンタドールは引退。

過去のアーカイブ読み返しは昨日の段階で終える予定だったものの、
2008年コンタドールがエル・アングリルで優勝した時のトクダネNewsの記事が出てきたので
それを掲載することに。
(詳細なレース状況は、いまはアップ中止中のレース便りのほうにアップ。そちらは現在配信停止中。)

なお、その間掲載したコンタドールの記事には、コンタドールがアスタナに移籍したこと、
しかしアスタナのアレクサンドル・ヴィノクロフが2007年ツールで陽性反応を出したことが尾を引き、ツール主催者からチーム丸ごと選出されなかったという悲報などが含まれていた。

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■  ブエルタ : 真のクライマーを決定するエル・アングリル4人目の勝者はアルベルト・コンタドール 
2008.09.14 (Sun) 

■ エル・アングリルの初回登場は99年、話題性の割にはまだ今回で4回目
■ 1935年開始以来、ブエルタ御用達の山といえばすでに15回以上登場のコバドンガ
■ かつてはビルバオやサンセバスティアンが最終日ゴールだった


1999年、ブエルタのルートにアストゥリア地方のエル・アングリルが初めて組み入れられることになったとき、スペイン国内各所から驚愕の声が上がっていたのを覚えている。

12kmにわたり平均斜度10.5%、クエニャ・レス・カブレスの区間が最大となる23.6%。

99年、その初回エル・アングリルをチャバことホセ・マリア・ヒメネスが制して、観客が歓喜乱舞する中ブエルタは大成功に終わったものだから、主催者は味を占めてしまい、翌年もルートに組み入れた。

2000年はジルベルト・シモーニ、2002年はロベルト・エラスがここで優勝を飾るのだが、あまりに過酷で、雨が降って路面が滑ると足をつく選手が続出。批判も相次ぎ ここ最近では除外されていた。

しかし今年、つまり2008年、たぶん停滞気味で2週間短縮説まで出ているブエルタをなんとか盛り上げようという意図なのだろう、主催者はエル・アングリル復活で起死回生の勝負に出た。

果たして結果はーーー


真のクライマーのために捧げられた”この山で、4人目に一級品のクライマーであることを証明したのはアルベルト・コンタドール。

若さゆえの勢いで一気に爆発的に駆け上がる、というより、他のライバルたちの動向を計算しつつ、落ち着いたレース運びだった印象だ。

エル・アングリルは、ほかの山とは違う。優勝すれば、その名はブエルタの歴史の一ページに半ば伝説の人のような感じで刻まれる。

さらに、ここでたとえ区間優勝はできなくとも、この地で総合優勝を決定的にした者ですら、殿堂入りを果たすことができる。2000年のエラスがそうであったように。

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アストゥリアス地方には、いわゆる美味しい山がたくさんあり、中でもラゴス・デ・コバドンガがブエルタではすでに15回以上登場し、98年以前は誉れの高い山という位置付けだった。

しかし型破りなエル・アングリルが、それまでの山の格付けを一気に崩してしまった。エル・アングリル、とその他の山、といった感じで。

昨夜、沿道の観客の狂おしい応援ぶりを見ていて、危なっかしくてハラハラしたものの、やはりこの山は格別なんだ、そういう思いを新たにした。


==== ブエルタ過去登場回数トップ6 ====

以前ブエルタの観戦ガイドにも書いたことがあるけれど、過去一番登場回数の多いのは、マドリード。その次はバルセロナ、サラゴサ、ビルバオ、サンタンデール、サンセバスティアンの順。

今では治安問題もあり敬遠されているバスク地方だが、かつてはビルバオやサンセバスティアンなどはブエルタの常連で、ビルバオは50-60年代、サンセバスティアンは70年代、最終日ゴールの地として選ばれた。


==== 昨日のレースに想う ====

・ バルベルデ、上りで一旦アタック仕掛けたかれど、コンタドール、落ち着いていた。
・ やっぱり出ましたピストル・バンの十八番ポーズ By コンタドール。

・ 観衆と衝突しやしないかと気が気ではない。なんだか暴力的なぐらい沸きかえっている。
・ 護衛のため治安警察グアルディアシビル登場。時折選手らに併走して小走りでファンを追い払うも、焼け石に水状態。

・ エル・アングリル、ここはアストゥリアス地方。青地に黄色い十字架の旗が目立つ。
・ ロドリゲスも頑張ったけれど、バルベルデのアシストをするまでは脚が残っておらず。
・ 何気に上位だったツァウク。
・ 見ごたえがあるのは、なにも先頭争いばかりじゃなく、エル・アングリルで難儀する選手たちの様子。もっと映してほしいな。

ツールの最中出会ったエル・パイスの記者に、コンタドールとバルベルデ、どちらが人気か聞いたら、「ジロで優勝して以来コンタドール」と言っていた。ブエルタでバルベルデが優勝すればイーブンに持ち込める可能性もあったけど、今日のエル・アングリルの走りを見たら、コンタドールの人気、さらにアップかな。


Photos: 昨年ツール 及び05TDRにて コンタドール
2017.09.12 Tue | Road Races| 0 track backs,
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