ランス、引退してもコンタドールを個人口撃
◆ コンタドールの提案に、ランスが侮蔑の言葉


グランツール(GT)を手玉に取るスカイ、およびクリス・フルームの快進撃は、
待望のヒーロー登場、として歓迎されると同時に、
独壇場はつまらない、そんな声も漏れ聞こえる今日この頃。

チームの戦力が時に戦況を作用するGTでは、
潤沢なスカイの予算がその勝因ともいえ、予算のチーム間格差が取りざたされている。

そんななか声をあげたのが、引退前、ブエルタ会見時のアルベルト・コンタドール。


チーム予算と、選手の年俸に上限をもうけることを提案した。

これには賛否両論出たものの、UCI関係者には同調する動きもある。
むろん年俸うなぎ上りのクリス・フルームは反対。
とはいえ発言したコンタドールを個人攻撃するようなことはしない。


ところがコンタドール個人に対して侮蔑の言葉を投げかけたのがランス・アームストロングだ。

人間に対し容赦ない様子はハミルトンの自伝にもつづられていたけれど、
引退してもなお、憎む気持ちを抑えられないとは、人間の小ささが露呈する格好。


純粋に案に対して賛否を口にする代わりに、
彼はこう述べた:

「フン、、、(現役)最後の会見ではなんでも言えるさ(言うのはたやすいさ)」



このフン、という冒頭のPfftは、相手をあざけるニュアンスが強く出る間投詞。
軽蔑の意味を露わすときに使う。


これに対し、コメント欄を読んでいくと、これまた賛否両論なのがわかる。
けれど、この件でコンタドールを非難するのはランスだけ。


中には、サラリー上限はともかく、予算上限には賛同、
といった冷静な発言も。
ランスはこれに再び反論したけど、相手がさらに意見を述べたところで無言になった。


そんな中、このほどUCIの管理委員メンバーに選出されたボブ・ステイプルトン
(元チームHTC、コロンビアのGMで、スポンサー離れでチーム解散を余儀なくされた)

フルームが、「年俸上限だなんて共産主義に向かってはならない!」と反論したのに対し、
「これこそが資本主義だ」と述べている。


チーム予算の格差は、トレーニングや装備に関する格差を生み出すだけでなく、
金持ちチームによる有能な選手の囲い込みも可能にする。

実際、ツール・ド・ラヴニールで活躍したU-23の有能選手を
スカイはまるで一網打尽といったかたちで、来季の要員として獲得している。


予算格差がレースをつまらなくしているとしたら、
現行の予算制度を再考することもありかもしれない。
少なくとも、こうして議論の種がまかれたことは悪くはない。


提案内容でなくコンタドール個人を場外から非難するランスを見ていて、
三つ子の魂百まで、という感想に包まれた。
2017.09.28 Thu | Road Races| 0 track backs,
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