ダリオ・カタルドの芸術的なたとえ話
これまで余暇に秀逸な人物画を描いてファンを驚かせてきた
プロトンの画伯ダリオ・カタルドが、
FBに芸術をからめた投稿をしている。

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落車を海難場面になぞらえているのだけど、
彼が引用した絵画は、知る人ぞ知る、歴史的名作だ。


描いたのはフランスロマン主義派テオドール・ジュリコー。
タイトルは「メデューズ号の筏」。
ルーブル美術館に所蔵されている。

数年前に同美術館を訪れた時、
しっかり見ておくべき絵としてチェックしておいた。
(これまで何度か行っているのに、このブランス絵画のコーナーは
結構飛ばすことが多かったのだ。)

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同じ画題、作者による下絵も同時に展示されていた。

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実際この絵を見た私でも、
落車場面をここまで凄惨な絵画と比較する発想はなかった。

落車の恐ろしさを肌で感じている選手ならではのことなのか、
或いは彼の美的センスがなせる技ゆえなのか。
2017.07.04 Tue | Road Races| 0 track backs,
ツール真っ只中、エステバン・チャベスに届いた訃報
チクリッシモの選手名鑑に記した通り、
エステバン・チャベスは若くして、
青少年サイクリスト育成チーム運営に資するため、
財団を設立している。

その財団の協力者であり、整体師として
チャベスも世話になっているディアナ・カサスさんが
レクリエーションライドでバイクコントロールを失い、
命を落としたとのこと。

チャベスの父は丁度彼女と並走していて、
事故を目の当たりにしたそうだ。

本ニュースはCyclingtips(URL以下)の
「ESTEBAN CHAVES HIT BY TRAGIC NEWS FROM COLOMBIA」
というタイトルの部分に出ている。
2017.07.04 Tue | Road Races| 0 track backs,
ゲラント・トーマスとクリス・フルーム 2人のバーロワールド時代
2007年、21歳のゲラント・トーマス。
プロコンチネンタル格のバーロワールドから
ワイルドカードでツールに初出場したときのもの。

スカイに移籍するのは2010年のこと。

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トーマスというファーストネームみたいなファミリーネームが奇異で、
名前の確認をさせてもらった。
お肌のキメが細かく、つやつやで、プロトンの中でもその若さが目を引いた。

髪の毛は短めにきちんと借りそろえられていたので、
実は天然パーマだったとは、思いもよらなかった。

この年は、総合140位でフィニッシュ。


2008年、クリス・フルーム。
この年バーロワールドに移籍し、トーマスとチームメイトになった。
トーマスより1年遅れて23歳でツールに初出場。

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南アフリカから応援に駆けつけていたコーチ、ロビーの件で、
少し言葉を交わした。

ロビーは、弟子がツールに出ただけでもう嬉しくて、
誇らしく南アフリカの国旗を掲げていた。

フルームは当時ケニア人だったけど、南アの地で
トレーニング指導を受けていたので、
「まあクリスは南アフリカ人のようなもんだよ」とはロビーの弁。

まさか出場どころかその後、頂点を極めるにまでなるなんて、
想像だにしなかったことだろう。


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そのフルーム、この年は総合83位でフィニッシュ。


クリス・フルームはその後、ツールで3度のタイトル獲得、
トーマスはこのほど人生初のマイヨ・ジョーヌを着用。

バーロワールドというと、モイセス・ドゥエニャスの
ツール出場中陽性判定事件があって、汚点がついたけれど、
今考えると、スティーヴ・カミングスも所属していたし、
もっと注目すべきチームだったかもしれない。
2017.07.03 Mon | Road Races| 0 track backs,
雨のタイムトライアル その2
2017年ツール開幕のTTはあいにくの雨。

2003年、100年記念のツール最終日前日を思い出す。

フロイド・ランディス:
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雨降りしきる中、顔をしかめる選手たち。
この時の雨は半端ではなかった。


ヴィアチェスラフ・エキモフ
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USPの選手たちを次々カメラに収めたものの、
肝心のランスの写真は1枚もない。
スタート前、コースを偵察に来た時の写真がかろうじてあるだけ。

雨にさらしていたせいで、やがてカメラは2台とも壊れ、
終盤スタートの選手たちを写真に収めることはできなかった。


ただ、その後TVに映ったランスvsウルリッヒの写真はある。
雨のTTを見た後一人先に帰国したツーレが、
機内で撮影した。
飛行機に搭乗したら、カメラが再起動し始めたという。

2人の闘いは並列で報じられていた。


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ウルリッヒ、クラッシュのシーンも。

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大事には至らなかったものの、
僅差を逆転して優勝、というシナリオは潰えた。
僅か1分程度の差で、総合優勝はランスの手に。
その後、汚れた優勝と判定され、タイトルははく奪されるわけだが。

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ボーヘルト:
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サンディオ
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ブルセギン
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翌日、ひとり最終日を見物した私。
相変わらずカメラは壊れたまま。

100年記念で目の前にいるインドゥラインやデルガドを
目に焼き付けるしかなかった。

カメラが動き出したのは帰国した翌日のことだった。
2017.07.02 Sun | Road Races| 0 track backs,
雨のタイムトライアル:バルベルデは膝蓋&距骨骨折
ブエルタでは表彰台経験もあるのにどうもツールではツキがなく相性が悪く、
つまらない場面でケガをして途中棄権してしまう・・・
そんな印象があったアレハンドロ・バルベルデ。

でもそれは初回と2回目のことで、その後10年間は、
7回出場中、一度もリタイアはなかった。
まさか再び思いもよらぬリタイアに追い込まれるとは。
しかも初日に。


待ちに待ったツールは、雨のタイムトライアルで幕を開けた。
マーク・カヴェンディッシュが朝から「嫌だな」とつぶやいていたとおり、
オープニングにしては波乱が多すぎた。

魔のコーナーでクラッシュしたのはバルベルデのほかに、ヨン・イサギレ、
トニー・ガロパン、ジョージ・ベネット、ニコラ・ロッシュ、ディラン・フルーネウェーヘン。

うち、バルベルデとイサギレのスペインコンビはリタイアに。
前者は、スリップして落車した瞬間より、
バリアに激突したときの衝撃がすごかった。

心配そうなウンスエGMの表情が何とも言えない。
すぐさまデュッセルドルフの大学病院へ搬送。
膝蓋&距骨骨折と診断された。

距骨の図解は、例えばこちらのサイトなど:

イサギレは腰部骨折・挫傷、それに伴い椎骨への影響が心配され、
手術が必要と考えられる様子。

バルベルデとイサギレは、つい立てで仕切られてはいるものの
隣り合わせのベッドで一夜を明かした。


強力な助っ人を失ったナイロ・キンタナは
平常心をアピールしているけれど、
幹部たちはショックを隠せない。


本件AS Diarioに詳細:
2017.07.02 Sun | Road Races| 0 track backs,
ミケーレ・スカルポーニ 初出場のツールで
とある写真を探すためにツール観戦時のフォルダーをのぞいていたら、
ある1枚に目が釘付けになった。
本年ジロ直前に、トレーニング中の事故で亡くなったミケーレ・スカルポーニの笑顔の写真だ。


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まだ若い。24歳か。
当時は金髪に染めていた。

そしてこの年のツール(2004)が、彼にとって初ツールだった。

しかしその後ツールとは縁がなく、
2度目の出場は8年後。2012年のことだ。

個人的に、ドミナ・ヴァカンツェの選手には余り馴染みがなかったけれど、
写真を撮った際、とりあえず彼がスカルポーニであることは認識していた。

3週間の間、目立った活躍はなかった。
でもこの日は笑顔。
それもそのはず最終日のスタート前なのだ。

完走できたことにほっとした様子で、
この後もずっと笑顔を絶やすことはなかった。

スカルポーニの訃報の折り、
思い出したのは、直近の様子ばかりだったけど、
いま改めて、ああこんな時代もあったなぁ、と
懐かしく偲んだ。


さて、いよいよツールが開幕する。
総合争いに期待すると同時に、
選手みんなの無事を祈りつつ!


2017.07.01 Sat | Road Races| 0 track backs,
ラファ ポップアップ札幌とラファ キャラバン北海道
【Raphaプレスリリース】ラファ ポップアップ札幌がオープンと同時にラファ キャラバン北海道がスタート

<ラファ キャラバン 北海道>
九州、東北、TOJを巡ってきたラファキャラバンは通過する度にその地のサイクリストの新たなコミュニティを残しながら移動しています。そのラファ キャラバンが北海道へ上陸 します。7月1日(土)から4週に渡り開催されるラファ キャラバンは、函館、帯広にてソーシャルライドを開催いたします 。北の大地で新しい仲間との出会いや、ツール期間中に開催されるライド チャレンジのRapha Risingの獲得標高を稼ぐ機会にもご利用いただけます。北海 道の魅力を再認識するライドにぜひご参加ください。また実際にラ ファの製品を手にとってみたり、スタッフとの情報共有がで きる機会ともなりますので、ライドに参加の方も、 そうでない方も、ぜひお立ち寄り頂きたいと思います。更には、 ラファウェアのサンプルの貸出も可能ですので、 その日のキャラバンライドにご利用いただけます。(モデル、 数に限りがございます)ライド中にパンクした際は、パナレーサー (株)よりインナーチューブ及びタイヤのサポートが可能です。

・オールプレス・エスプレッソのコーヒーサービス 
すべての会場で、ラファのニュースレターにご登録いただくとコー ヒーを1杯サービスいたします。 既にニュースレターにご登録の方はSNSの情報発信にて情報拡散 していただく事でコーヒーを一杯サービスいたします。

・キャニオンバイク ディスクロード3モデルの展示
ラファキャラバン北海道の期間中に各会場でキャニオンバイクのデ ィスクロードを展示いたします。 ソーシャルライドではラファスタッフが乗るバイクとして、 レース会場では展示バイクとしてご覧頂けます。

・ラファ札幌では一緒にサイクリングのパッションをシェアできる方よりスタッフを募集しております。
応募フォームダウンロード: https://goo.gl/ DYlfZh
応募先 : yukio.matsumi@rapha.cc
担当 :  Japan Retail Manager 松見

<各ウェブページリンクURL>
モバイルクラブハウスのランディングページ:

ソーシャルライドのスケジュール:
7月1日(土):ラファ キャラバン 北海道 - 函館 Day1
7月2日(日):ラファ キャラバン 北海道 - 函館 Day2
7月15日(土):ラファ キャラバン 北海道 - 帯広 Day1
7月16日(日):ラファ キャラバン 北海道 - 帯広 Day2
7月17日(月):ラファ キャラバン 北海道 - 帯広 Day3


ラファ キャラバンとロードレース
キャラバンの一環としてUCIグランフォンドシリーズであるニセコクラシックと知られざる日本最北のロードレースであるサロベツ100マイルロードにも出展 いたします。会場ではソーシャルライドと同様にコーヒーサービスとキャニオンバイクの展示の他に商品の販売も行います。

SNSのハッシュタグ: #RaphaCaravan #RaphaLouison



<ラファ札幌が7月7日にオープン>
春は九州、夏は北海道へと、ラファは止まりません。北の大地で初 の期間限定クラブハウスとなるラファ札幌はレースの一番盛り上が るこの時期にオープンします。ハイシーズンを道産子サイクリスト と共に楽しめるよう、毎週末ライドを行います。 ウェアのことはもちろん、サイクリストのコミュニケーションの場 としてラファ札幌をご利用いただければ幸いです。期間中はオール プレス・エスプレッソのコーヒーもお楽しみいただけます。
UCIグランフォンドニセコの参加者が事前に立ち寄れるように7月7日(金)の15:00よりプレオープンいたします。

住所:札幌市中央区南2条西8-5-3 Peak Performance内 3F
電話番号:080-9105-6558
期間:7月7日(金)〜 7月30日(日)
営業時間:12:00 〜 20:00
定休日:水曜日
ハッシュタグ: #RaphaSapporo

<オープニングレセプション>
オープンに合わせ、7月7日(金)にはラファ札幌にてレセプショ ンパーティーを開催いたします。ラファ ジャパン代表の矢野大介も駆けつけ、クラブハウスのオープンを祝 うとともに、札幌ひいては北海道のロードサイクリング文化の発展 を願い、皆様と語り合う場となればと存じます。ライドやパーティ ーへの参加は無料(ドリンクは有料)です。こちらのリンクからお申し込みください: https://goo.gl/EjPpTw

受付:18:00 〜
開始:18:30 〜 21:00
参加費:無料、どなたでも参加いただけ、軽食のサービスを準備しております。
申し込みは: https://goo.gl/EjPpTw


<ライド>
各週末にショートとロングのレギュラーライドを実施しています。スジェジュールと申し込みはイベントページのリンクからお願いいたします: https://goo.gl/eGVK7n

ニュースレターではラファの新商品リリース、時には速定員となり申し込みしづらいイベント情報、読み応えのあるフィーチャー記事などをいち早く届けしております。登録はこちらから:  http://pages.rapha.cc/ja/service-ja/newsletter-sign-up
2017.06.30 Fri | Road Races| 0 track backs,
『宇都宮ブリッツェン 2017 シーズン中間レース報告会』開催のご案内
以下のイベントですが、選手と直接交流できる時間も設けられているそうです。

====
『宇都宮ブリッツェン 2017 シーズン中間レース報告会』開催のご案内
栃木県宇都宮市を拠点とする地域密着型プロ自転車ロードレースチーム、「宇都宮ブリッツェン」を運営するサイクルスポーツマネージメント株式会社(本社:栃木県宇都宮市、代表取締役社長:柿沼 章)は、2017 シーズンの中間レース報告会を 8 月 11 日(土)に宇都宮市競輪場シアターホールで開催致します。スポンサー/サプライヤー企業の皆様のほか、一般のファンの方々も参加できる報告会となります。

記)

■日時:8月11日(金) 18:30~20:30 【受付開始・開場 18:00~】(曜日は土曜でなく金曜)
■場所: 宇都宮競輪場 シアターホール
 〒320-0054 栃木県宇都宮市東戸祭 1-2-7 Tel.028-625-0100
■出席者:
清水裕輔(宇都宮ブリッツェン監督)、
宇都宮ブリッツェン所属選手(鈴木真理、増田成幸、鈴木 譲、阿部嵩之、飯野智行、馬渡伸弥、岡 篤志)

※雨澤毅明選手、小野寺玲選手は U23 日本ナショナルチーム欧州遠征のため、欠席となります。
※諸般の事情により、出席メンバーは変更となる場合がございますのであらかじめご了承ください。
MC:栗村 修(ツアー・オブ・ジャパン 大会ディレクター、宇都宮ブリッツェン前監督)
■参加費: 2,000 円(消費税込み) ※未就学児無料
・軽食代込み、アルコールのご用意はございません。 ・参加費は当日会場にてお支払いください。
■申し込み方法、締め切りなど詳細は下記サイトをご参照ください。

Photo@宇都宮ブリッツェン
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2017.06.29 Thu | Road Races| 0 track backs,
1ヶ月半で4人のサイクリストが亡くなったスペインの国道332
■ 元選手カセロが訴えるあまりにひどいスペインの運転者事情
■ 国道332で1ヶ月半のうちに亡くなった4人の場合、運転手はすべて薬物使用者
■ 国道332の取り締まりの結果:184人の運転手が飲酒運転、84人が薬物使用者
■ カセロ「日曜日は自転車で出るのが怖い」


スペインの新聞エル・ムンドに引退したアンヘル・カセロが出ていて
目を引いた。
久しぶりだ。
現役時代からどちらかというと一匹狼的存在で、
引退後もチーム監督などの声はかからず、
彼のうわさを聞くことなどほとんどなかった。


98-99年にスペインチャンピオンになり、
(ブエルタにて)
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2001年にはブエルタで総合優勝。

しかし世界選手権選出担当アンテケラと折り合いが悪く、
ブエルタ優勝後の世界選にもノミネートされず、
TV番組でフラストレーションを吐き出す場面もあった。


2002年ジャパンカップでは来日も果たした。
その際は、コーストのメンバーとして。

奥さんのアナは、元ポディアムガール。
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そんなカセロが久々に登場していて、
一体どんな話題かと思いきや、彼が住むバレンシアの
余りにひどい交通事情の改善を陳情する内容だった。


驚いたことに、バレンシア近郊の国道332で
6月の1週間に取締りを行ったところ、
184人の運転手が飲酒運転、84人が薬物使用者だったという。

その国道332では、1ヶ月半未満の間に4人のサイクリストが亡くなっている。

中心部でも週末などは道路が混みあい、
元プロのカセロですら「日曜日は自転車で出かけたくない」
と言い切っている。

プロ時代数人でのトレーニング中、なぎ倒してもいい、というほどの勢いで
クルマに突っ込まれたこともある。
しかし死者が出ても、禁固刑を受けないケースも多々ある、と。


薬物使用者、飲酒運転者がこれだけの数字を示していても、
法律の規定は緩いまま。
カセロは早急な法整備を訴える。

日本でも危険運転致死傷の厳罰化の動きがあったけれど、
スペインの状況はそれどころではないようだ。


カセロはデルガドなど影響力のある元選手とともに
こうした状況の改善を試みているものの
一向に改善の兆しなし、なのだそうだ。


ツールにて。
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それにしても国道332で行われた取締りの結果に
愕然とした。
2017.06.28 Wed | Road Races| 0 track backs,
久しぶりにニュースアーカイブを更新
1999年10月~2016年までのロードレースニュース(トクダネ)の移行作業を
久しぶりに行いました。
目下、2002年3月末までのロードレースニュースを以下に移行済み:


今回更新した2002年3月末のニュースは、こんな内容でした。

●フランク・ヴァンデンブルックの奇行ぶりが相変わらずすごい
(移籍早々多種の違反薬物所持で出場停止、さらに飲酒運転で免停。
薬については、薬ごとに所持している理由をそれぞれ言い訳をしている)

●ミラノ~サンレモの中継がたった3か国だったことの波紋

●そのミラノ~サンレモでチームアシストから妨害を受けるという前代未聞の
事態を受けて、オスカル・フレイレの怒り

●ランスがミラノ~サンレモに出場、結果はぱっとせず

●ジルベルト・シモーニがジロ調整レースでケガ

●エリック・デッケル手術終了

●ローラン・ジャラベールが感染症

●マルコ・パンターニのオークション


こうして眺めると、ヴァンデンブルック(VDB)が、この頃ひとりで話題をさらっていたなぁ。

これほど不良ぶりを発揮してもどこか憎めない、と援助する人が現れるのが
当時不思議だった。そうした人々は、彼の才能をずっと信じていたに違いない。
でも、このころから破たんへの道を歩み続けていた感じがする。
2017.06.27 Tue | Road Races| 0 track backs,
チクリッシモ発売中。
チクリッシモ ジロ号発売中。


2017.06.27 Tue | Road Races| 0 track backs,
“代官山蔦屋『疾風スプリンター』DVD購入者限定イベント”

“代官山蔦屋『疾風スプリンター』DVD購入者限定イベント”

 

香港アクションの申し子ダンテ・ラム監督渾身の最新作『疾風スプリンター』(原題:破風)のDVDが74日(火)にリリースされるそうです。このDVD発売記念として、代官山蔦屋で購入者限定のイベントが開催されます。


本映画は既に私自身拝見したのですが、俳優さんたちは台湾、韓国、中国の混合で、ロケ地もダイナミック。3ヶ国のパワーが結集したスピード感あふれる映画でした。落車のシーンなどもバンバン出てきて、出演者たちは実際に数々のケガを負い、満身創痍で撮影に臨んでいたそう。あっぱれです。未見でしたらDVDでぜひ。


以下本イベントの案内を引用 : -

  

『疾風スプリンター』(原題:破風)の

DVD発売を記念し、代官山蔦屋店頭にてDVDをご購入いただいたお客様への限定企画としてプロ・ロード選手 土井雪広さんをお迎えし、スペシャルトークショーイベント&抽選特典会を開催します。現役選手によるロードレース界の実情やアジアやヨーロッパのレースなどを語って頂くトークショーと映画オリジナルジャージ半袖(XSSMLから選べる)が当たる抽選特典会を実施致します。” 

====== 

以下、本作品のPR文章をそのまま引用すると - 

 

「本作は、アマチュアや学生を対象としたロードレースではなく、あくまでも自転車を生業とするプロ・ロードレーサーたちの熱き姿を描いた作品。プロがゆえの葛藤や苦悩、栄光と挫折を浮き彫りにしたドラマを軸に、次々と繰り出される壮絶かつ圧倒的なレースシーンは手に汗握る臨場感!代役なしでレースシーンをこなした主演俳優達による渾身の演技も必見です。」

  

【ストーリー】 

チョン・ジウォン(チェ・シウォン)をエースとする自転車ロードレースチーム“レディエント”に、アシストとして所属することになったチウ・ミン(エディ・ポン)とティエン(ショーン・ドウ)。互いにエースの座を目標に切磋琢磨しながら、アシストとして力を発揮し、同時に友情も深めていった。そして、ジウォン、ミン、ティエンの3人は、レディエントを引っ張る主力選手として力を合わせ、台湾各地で連戦を繰り広げていた。そんな中、レディエントは資金難で運営が立ち行かなくなる。そのため、3人はそれぞれ別のチームに所属することとなり、エースとして競り合うことになるのだが……。

 

監督・脚本:ダンテ・ラム

キャスト:エディ・ポン/チェ・シウォン/ショーン・ドウ

  

イベントスケジュール ※代官山蔦屋 店頭にて『疾風スプリンター』DVDをご購入いただいた方のみが参加できるイベントとなります。

【日時】  73日(月) OPEN 1915 / START 1930 (2030分終了予定) ※定員50

【会場】 代官山蔦屋  東京都渋谷区猿楽17-5 東急東横線 代官山駅より徒歩5

※蔦屋書店1号館 2 イベントスペースにて実施

【登壇】  土井雪広氏(プロ・ロード選手、マトリックス・パワータグ所属)

【内容】  トーク&抽選特典会(60分予定)

 

DVD情報:

74日(火)『疾風スプリンター』DVDリリース

DVD:\3,800(税抜) 発売元:新日本映画社/販売元:ギャガ

C2015 Emperor Film Production Company Limited All Rights Reserved

 

 

2017.06.08 Thu | Road Races| 0 track backs,
トニー・ロミンゲル、フェルナンド・エスカルティン 2人の変貌
元選手エスカルティンがツイッターでトニー・ロミンゲルとのツーショットを公開!

だけどしばし固まった。
ロミンゲルといわれるその顔が、ロミンゲルなのかどうかよくわからない。
そしてこれを見た途端、彼の昔の顔が、どこかへ飛んでしまった。

無題 


一方、エスカルティンは年を重ねてステキになってる。

失脚したアブラハム・オラーノの代わりに
ブエルタのディレクターとして活躍中で
日々充実している様子。

現役時代、よく「お鼻の長いエスカルティン」などと
言われたものだけど、
あの頃の頼りなさが抜けて、渋くてダンディ。

今の方がステキ。
下2枚は引退後のエスカルティン。

20092632_117990_670.jpg 532658746.jpg
左は@Cyclingnews


などと書きながら、
いまだにロミンゲルの昔の顔を思い浮かべようとしている。
2017.05.26 Fri | Road Races| 0 track backs,
トム・デュムランとフランク・ショーター
ある場所でトム・デュムランの
ジロ中の”アクシデント”の話をした。

中にマラソン好きの人がいて、
マラソンではよくある、と発言。

いったん道から逸れて、
それでも優勝したフランク・ショーターの話におよび
沿道で使われていた旗を引きちぎって使った、と聞いた。


それはラッキーだったな、
と言う人と、
ということは人影のない草むらでなく
観客でごったがえす中での行為は大変
という人と。

マラソンは距離が自転車レースより短い分、
観客のいない場所はないからなぁ。

2017.05.25 Thu | Road Races| 0 track backs,
5月5日、Googleがジロ仕様
ジロ開幕日の本日5月5日、検索エンジンGoogleの変形版Google Doodle(*)がジロ仕様になっている。

>* Google Doodle=スペシャルデイのために設定された一種の「Google」の裏ロゴ

しかも、動画~。
下の図の中央にいる2人のサイクリストは実は固定でなく
あちこちへと走りまわっているのだ。

(平地を飛ぶように走り、
山から山へと転げ落ちるように走り抜けてる。)


Googleのデフォルトは日本仕様なので子供の日柄だけど、
「I'm feeling lucky」の部分をクリックすると、イタリアバージョンの
Googleに変更できる。

私はGoogleの柄に飽きると、時折この「I'm feeling lucky」をクリックして、
世界中のイラストの中から好きなものを設定している。
気晴らしにお勧め!

無題
2017.05.05 Fri | Road Races| 0 track backs,
サイクリスト/サイクルファンの通過儀礼
古い自分のブログを見ていて、なつかしくなり、思わず再掲。

======= 2009年11月8日のトクダネニュース =======

◆ サイクリスト、サイクルファンの通過儀礼 その1

サイクリスト、サイクルファンの通過儀礼を考えてみた。
誰しも、以下のうちどれかひとつは経験があるのではないだろうか?

* * *

1) 最初一枚のジャージ購入から始まって、ついに今では我が家の箪笥に、サイクルウエア専用の引き出しがある。

2 マラソンを沿道で観戦していて、「アレ、アレ!」と声援を送ったりする。

3) なんでそんなに高いの?という自転車を知らない人からの非難をよそに、つい高価なウエアやパーツに手を出し、家に帰ると配偶者に、思わず半額の値段で申告する。

4) PTA総会に出席中、周囲の父兄の腹周りが気になる。そして自分が一番体脂肪少なさそうで、内心ニンマリする。

5) 衝動買いしたものの、恥ずかしくて着れず、箪笥の奥にしまったままのジャージがある(例えばチポッリーニの筋肉ジャージとか)

6) 「キング」と聞くと、「コング」でも、「アーサー」でもなく、三浦 恭資氏を思い浮かべる。

7) 「ヨハン」と聞くと、「シュトラウス」よりも先に「ブルイネール」、あるいは「ムセウ」が浮かぶ。

8) 「ValleVerde」という店の看板を見て、
・・・・「バルベルデ」と読み、「なんでこんなところに?」と思わず立ち止まってしまう・・・(私の実話・今年9月末、シエナにて、読みはヴァッレ・ヴェルデ、バルベルデ綴りはValverde)

9) ふと入いった店で、サエコのコーヒーマシンを発見すると、ちょっと嬉しい。

10) 7月、サイクリストでない仲間と飲み会を設定するときは、ツールの休養日を指定する。或いは、7月、サイクリスト仲間との飲み会では、「HUB」を指定する。

11) 「近所の激坂!!」という見出しでブログに写真を貼ってみたりする。

12) スピニングのクラスで、インストラクターと張り合ってしまう。

13) 最初アソスの Chamois Cream(股ズレ予防クリーム)を塗った時、「なんだこりゃ?」と思ったのに、今では、これがないと違和感がある。

14) トレーニングの途中で立ち寄るコーヒーショップで、名前を覚えられるようになった。

15) 自転車とはおよそ無縁と思っていた上司が、「ツールで日本人が活躍していたね」と声をかけてくれると嬉しい。

16) スーパーでゲロルシュタイナーのドリンクを見かけると、思わず遠い目になる。

17) 最近、普段着に使うお金より、サイクルウエアに投資する額の方が大きい。

18) 火事になってまっ先に運び出すものは?と聞かれ、思わず「自転車」と答えてしまう。

19) 薄緑のものを見て、思わず「チェレステカラー」と口走ってしまう。

20) 不動産を物色中、自転車置き場を念頭にしながら選ぶ。

21) 車を買うとき、自転車をどう乗せるか真っ先に考えてしまう。

22) 10月下旬、長袖でライドにでかけたら、ひとまわり年上のサイクリストが半そでで、ちょっと恥ずかしかった。

23) モンヴァントゥーやラルプデュエズに行くと、急に高校球児の気分になる=なんの変哲もない石ころを拾って帰国する。

24) ちょっとサボっていたら、5歳の娘から、「お脚剃らないの?」と突っ込みが入るようになった。

25) パンクやハンガーノックに見舞われ、どうにか帰宅。でも自転車を置く時、「ああ、いい汗かいたなー」と爽快感を感じる。

26) 海外赴任になって初乗りに出かけ、日本と違いコンビニが余りなくて、ハンガーノックになりそうになった。

27) オレンジ色のバスクファンにから声援を受けたことがある。

28) 交通事故に遭い、病院より先にバイクショップに駆け込んだことがある。(ショップは午後6時まで、病院は24時間だから)

29) オフィスで禁断症状が出たことがある。1週間バイクに乗れなくて。

30) 自転車に興味ない友人には恐らくウケないであろうブログをやっている=内容は「(走行距離●●㎞、体重●●kg、体脂肪●●%)x 毎日」



2017.04.27 Thu | Road Races| 0 track backs,
トレーニング中に襲われたオフレドが同じ言葉を:「朝トレーニングに出て再び戻れるかわからない」
まさか短期間で再び全く同じセリフを聞くことになろうとは・・
 

スカルポーニのトレーニング中の事故死を受け、
先日のエントリーで、アクセル・メルクスのこんなツイートを紹介した:
 
「すべてのサイクリストが恐れていること、
それは、トレーニングライドに出た後、2度と帰宅できないこと。」
  

そして今日、FBでヨアン・オフレドがトレーニング中に襲われ、
奇しくも同一の言葉を書き連ねていた:
 
Tu pars le matin pour l'entraînement, mais tu ne sais jamais si tu vas rentrer.
「朝トレーニングのために家を出る、でも再び戻れるのかは、まったくわからないのだ」
  

刃物と野球のバットで襲われて、
鼻を折り、脇腹各所負傷、流血・・・
 

彼はこうもコメントしている。
「僕の子供たちには自転車をやってほしくない。危険すぎる・・」
とまで。

  
痛みは、心の方が大きいようだ。
ある種のショック状態。
当然だろう。


かつてスチュアート・オグレイディがツールーズの町で
暴漢に襲われたことがあったけど、
ただ、夜の繁華街でのことだった。

アンドレイ・アマドールがコスタリカでトレーニング中に自転車を奪われた上
襲われて失神した事件もあった。
ただ、治安の悪い地域ではあった。


オフレドの場合は、よもや、、の話だったに違いない。
心の傷が早く癒えますように。





2017.04.25 Tue | Road Races| 0 track backs,
オチョア、パンターニ、ヒメネスとの違い
メールで、「オチョアもトレーニング中の事故でなくなりましたよね」
と言われて、はっとした。

オチョア兄弟のリカルドの方が即死、
ハビエルが60日間昏睡状態の後、障害は残ったものの生還。


そういえば、あのときの衝撃も大きかったな。


トレーニング中ではないものの
マルコ・パンターニの薬物死、
ホセマリア・ヒメネスの心臓発作による訃報も
大ショックだった。


それでもなお、スカルポーニの死に
今まで以上に驚愕している自分がいる。
理由はなんだろう。

恐らく
・5日前に優勝したばかりでその際の写真を見たばかりだった、とか
・SNSの拡散で、世界中からの哀悼コメントを目にして心が一層ざわついたから
とか。


2000年代前半の上述選手、とりわけパンターニやヒメネスは有力選手ではあったけど
坂を下っていて、すでにレースに出られる状態ではなかった。

スカルポーニのような生々しさがなかった。


ただ、3人の選手の場合、悲しみはもっとじわじわ来た。

ニュースの伝播は今から考えると
ものすごくスローだった。


今のように瞬時ではなく、
何時間、何日かかかって、少しずついろいろなことが明らかになった。

今回は一斉に悲しみが吐き出された代わりに、
潮が引くのは前より早い気がする。


時間の流れがずいぶん変わった。
2017.04.24 Mon | Road Races| 0 track backs,
スカルポーニの訃報 その2
先に亡くなったミケーレ・スカルポーニへの哀悼コメントで FBが溢れている。

ツイッターでは、アクセル・メルクスのコメントにぎくりとさせられた。


「すべてのサイクリストが恐れていること、

それは、トレーニングライドに出た後、2度と帰宅できないこと。」



アスタナチームはFBにスカルポーニのこれまでの思い出動画をアップしている。

でもこれはちょっと今は見られないなぁ。

写真と違って動いているだけに辛い。

https://www.facebook.com/AstanaTeam/?fref=ts

2017.04.22 Sat | Road Races| 0 track backs,
ミケーレ・スカルポーニ追悼
ミケーレ・スカルポーニがトレーニング中、地元マルケ州の路上で
バンと衝突して亡くなったという。
運転手のわき見運転が原因らしい。

現役で、エース格で、つい5日ほど前に勝利をあげた選手の死。
衝撃は大きい。


以前、AG2Rの選手がやはりトレーニング中に亡くなったことがあった。
時期は7月、場所は故郷エストニア。
丁度ツールの真っ最中で、私はAG2Rの選手と同じ宿だった。
スタッフの表情が一様に暗かったので
理由を聞くと、メンバーのラウリ・アウスの訃報が入った、と教えてくれた。

ただ、その死は、ほとんど広まることはなかった。
アシストに終始し、余り知られた選手ではなく、当時SNSもなかった。

人知れず、ひっそりと亡くなった、という感じだった。
でもあの時と今回では、なにもかも違う。



ヘント~ウェヴェルヘムの最中に亡くなったドゥモワティエ、
ジロで亡くなったウェイラント、
パリ~ニースのゴール前落車で絶命したキヴィレフ、
古くはツールの落車で命を落としたカザルテッリ、、、

などレース中の落命も、いくつか聞き知っている。
特にライブ中継をしている場合などは、相当衝撃的だったけど、
今回のスカルポーニの死がことさらショックなのは、

活躍がつい最近まで伝えられ、
今後のレースでも優勝候補に名前が挙がり
SNSで家族の写真をアップしたりして、
存在を常に感じていた選手だからこそかもしれない。


働き盛りの死は、いつも予期せぬ死ではあるけれど、
スカルポーニが亡くなるなんていうことは
あり得ない、と思っていたに等しく、
いまだ信じられない。

ご冥福をお祈りします。


2017.04.22 Sat | Road Races| 0 track backs,
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